千葉県議会一般質問3日目~職員の海外派遣研修・里親レスパイト・動物愛護~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

千葉県議会は一般質問3日目。

 

今議会は会派内で協議する事項が多く、忙しい日々を送っています。

議会中はどうしても睡眠不足になってしまうので、体調管理には気を付けたいと思います。

 

そして、本日は我が会派『千葉政策議員団』の石川りょう議員(船橋市選出)の初登壇でした!

大変緊張されているような気もしましたが、その質疑内容、訴え方は素晴らしかったですキラキラキラキラ

会派の代表を仰せつかっていることもあり、謎に母親のような気持ちで見守っておりました(笑)。

 

また、国際派の石川議員らしい職員の海外派遣交流の推進については、新しい視点の質疑だと感じました。

石川議員は国際協力機構(JICA)の実施する青年海外協力隊事業に参加され、ケニア共和国、JICA、国際連合、外務省と主にアフリカ諸国を中心に国際協力分野で約10年間働かれていた経験を持つ、千葉県議会では稀有な経歴の持ち主です。

 

本県職員の国際感覚の醸成や外国語の会得、他国の先進事例などの知見の取得などはメリットが大きいということを主張され、熊谷知事からは今後も海外派遣研修を効果的に実施していくことで、「千葉の未来」を形づくる様々な施策の立案や実施を担えるよう、職員の人材育成に取り組んでいく、という大変前向きが答弁が得られておりました。

 

私も今回の質問で知ったのですが、千葉県では、職員が海外に1年以上勤務して、現地の社会経済や文化を体得する長期海外派遣研修を実施し、平成3年度から昨年度までJETROや外務省などの海外事務所に53名を派遣しているとのことです。

また、2週間程度出張し、先進事例等を調査・研究する短期海外研修では、平成23年度から昨年度まで231名を派遣しているとのことでした。

 

また、会派としても取り組んでいる里親施策

決算審査特別委員会では谷田川県議が取り上げてくださいましたが、里親レスパイト・ケアについて。

里親レスパイトとは里親が一時的に休息することを希望した場合に、児童養護施設等や他の里親へ子どもを預けることができる制度です。

 

石川議員からは、里親のレスパイト取得率は10%未満と里親レスパイト・ケア制度の利用が低迷していることについて、原因と対策を質問されていました。

 

部長答弁:里親に児童を委託する際、里親の疾病や育児疲れ等における一時的な休息に利用できるレスパイト・ケア制度の説明を行っているところだが、全国里親会が行った里親へのレスパイト・ケアの利用に関するアンケートでは、「子どもに申し訳ない」等のマイナスイメージを持ち、利用に消極的になる。

預け先の里親や施設のことがよく分からず、利用をためらう等の意見が挙げられている。

このため、里親同士の交流の機会等を通じ、養育負担の軽減につながるレスパイト・ケア等の里親への支援制度や制度利用者の体験談の周知など、預け・預かりやすい環境づくりに取り組み、安心して子どもを預けられるよう、制度の利用促進を図っていく。

 

実は里親レスパイトについてはご相談やご要望をいただいている内容でもあり、会派としてもどうにか活用しやすいように働きかけているところです。

 

そして、立憲民主党の鈴木ひとし県議(習志野市選出)が本日、質疑されていた動物愛護について。

大変興味深く拝聴いたしました。つい先日、地元の方から第一種動物取扱業における幼齢犬猫の販売等について、ご意見を頂戴していました。

 

県の答弁によると、県に登録されているペットショップなどの営利を目的とする第一種動物取扱業者は令和4年度末現在で1,910事業所とのことで、令和4年度における立入検査は延べ844事業所に対して実施し、施設拡張などに伴う変更届出の不備等11件、ケーズサイズ不足や清掃不良等の事項130件確認し、指導しているとのことでした。

 

鈴木県議は長野県の事例を出され、指導後に改善されない場合は指導回数などに応じて動物取扱登録の取り消しも含めた厳しい処分を貸すこととして長野県のように千葉県も処分ルールを明確化する必要性を訴えられました。

 

まさに仰る通りだと思います。

命ある動物をモノのように扱うことに憤りを感じますし、指導に従わない事業者には厳しい対応が求められると思います。