2月定例県議会に向けて準備開始/12月定例県議会の賛否等について

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

新しい1週間は始まりました。

本日から我々の会派『千葉政策議員団』は2月定例県議会に向けた準備として勉強会等を開始しました。

 

 

相当な部署に入れ代わり立ち代わり説明を求め、協議しました。

 

我が会派はそれぞれの議員の問題意識が明確ですので、議論が白熱し、予想通り・・・今日の目標項目は終わらずに、気づいたら県議会棟玄関が閉まる時間に。

時に激しい議論に発展。

 

 

クリスマスイベントは会派の議員の皆様にはイブに終わらせておいていただき、今日は思う存分仕事に注力できて良かったです。

 

 

朝晩冷えるので、夕方からは地元・我孫子市のご支援者からプレゼントしていただきました『ひざ掛け』に救われました!

 

 

ありがとうございました。

 

さて、前回のブログから少し時間が空いてしまいましたが、師走ということもあり、忙しい日々を送っております。

 

ここで、12月議会の我が会派の賛否等についてお知らせいたします。

 

※閉会日に熊谷知事と。

 

まず、熊谷知事・執行部から提案された議案はすべて可決されました。

閉会日に国の新たな総合経済対策を受け、物価高騰への対応として、医療機関、社会福祉施設や農業者・漁業者、LPガス利用者などを引き続き支援するために90億6千万円が追加提案され、各常任委員会での審査を経て、こちらも可決。

 

次に発議案についてです。

各種マスメディアで報じられました発議案第1号「千葉県議会議員の議員報酬等に関する条例の一部かを改正する条例の制定について」ですが、我々の会派は最初から『反対』の意を私も会派代表者会議で表明させていただいておりました。

これは千葉県議(95人)の冬のボーナス(期末手当など)を引き上げる条例案で、単独過半数を有する自民党会派と公明党、1人会派の方による提案で、可決となってしまいました。

 

これはそもそも県人事委員会の勧告は民間企業の給与水準と均衡を図るために「県職員」の月給とボーナスの引き上げを求めたものであり、「議員」も上げる必要はありません。反対しました。

 

 
他、我が会派が賛成したが否決となった発議案は以下の通り。
 
●「誰もが安心してくらせる社会の実現」を求める意見書について
●ローカル線存続に向けて有効な交通施策の実施を求める意見書について(「千葉政策議員団」共同提出)
●介護従事者の待遇改善と人材確保への有効な施策の実施を求める意見書について(「千葉政策議員団」共同提出)
●旧統一協会等による被害防止・救済を求める意見書について
●日本版DBS(前歴開示・前歴者就業制限機構)の充実を求める意見書について(「千葉政策議員団」共同提出)
 
次に連日のように報道がなされた熊谷知事の肝いりの「千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例」案についてですが、自民党の態度表明がここ数か月は流動的で注目されておりましたが、基本的には自民党は『賛成』という結論をだしました。
 
我々の会派としましては、最後の最後まで賛否に悩みましたが、賛成しました。
一方で賛成にあたっては県民が懸念している事項を払拭するために、総合企画部長に要望を申し入れました。
 
 
 
それぞれが所管する常任委員会にて質疑と要望も行いました。
 
私は総務防災常任委員会にて県庁職員がこの条例案を正しく理解しているのか、石川議員からは総合企画常任委員会にて、この条例案の目的と意義、市町村連携(多様性の考え方等に格差がある)についてや訴訟などのリスクに発展する可能性はないのか等。
 
年齢、性別、障害の有無、国籍及び文化的背景、性的指向及び性 自認など様々な違いがある全ての人々が、多様性を尊重し、互いに認め合うという『理念条例』であり、拘束力もありません。
 
しかし、例えば女性を自称する男性が公衆トイレや浴場へ入った場合のことなど、条例を盾に悪用される可能性を危惧する声が消えず、50名中8名の自民党議員が賛成せず、採決の際は議場が騒然となるほどの怒号やヤジが飛び交い、議場から退席する議員が出るなど、会派でも結論を出すのに議論に多くの時間を費やし、おそらく自分自身が県議となってから一番苦しかった定例会でした。
 
ちなみに自民党の一部議員が危惧した「身体的特徴と性自認に相違がある場合」について、身体的特徴で区別する性別と内面にゆだねられる性自認では客観的な判断が難しいが、社会の区別の仕方についての質問に対し、総合企画常任委員会にて県から以下のような主旨の答弁が出ています。
 
「厚生労働省の通知で、男女とは、風紀の観点から混浴禁止を定めている趣旨から身体的特徴をもって判断をするものである」
 
我々の会派も今後の施策展開にはひとつひとつ丁寧に県議会への説明を求め、差別で苦しむ県民が少なくなることを願ってその理念に対し賛成をしたものです。
 
次に請願についてです。
私たちの会派も紹介議員となった
『教員の未配置を解消するための千葉県の抜本的な対策を求める請願書』
(内容は年度初めから定数内欠員をなくすこと、文部科学省が認めている産休・育休の先読み加配を確実に活用して、年度初めからの産育休の未配置をなくすこと)
は残念ながら否決。
 
2月議会でも粘り強く訴えていきます。
年の瀬ですが、ギリギリまで地域活動を並行しながら、議会活動に邁進いたします。