新年あけましておめでとうございます。
我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本年がみなさまにとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。
我孫子市民の皆様から心が清らかになるような素晴らしい初日の出の写真をお送りいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。
昨年の元日に発生した能登半島地震、復興のさなかに発生した奥能登豪雨にて犠牲となった方々に改めて哀悼の意を表するとともに、被災されている皆様が1日も早く安心した生活を送ることができますよう心よりお祈りを申し上げます。
世界に目を向けてみますと、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの首都キーウでは元日にもロシアからの攻撃によって死傷者が出るなど厳しい新年を迎えているとのことです。
パレスチナ、ウクライナなどの市民に一刻も早く安寧な日々が訪れますように。
年始に読んだ一冊をご紹介します。
『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬さん著
1942年独ソ戦が激化する中、モスクワ近郊のイワノフスカヤ村という小さな農村に暮らす少女セラフィマが主人公。
女性目線で描かれた史実に基づいた戦争小説です。
セラフィマの村はドイツ軍によって、母親や村人たちが惨殺され、母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったソビエト赤軍で訓練校の教官であるイリーナに復讐するために一流の狙撃兵になることを決意します。
訓練校にて訓練を重ねたセラフィマは、独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へ女性狙撃兵たちとともに向かうことになります。
訓練の厳しさ、戦場の緊迫した様子や照準を合ったときに緊張感のみならず、この作品の重要ソースともなる友情と戦争が人を狂わせていく描写が圧巻でした。
そして復讐心に燃え、女性狙撃兵として戦地で戦う中で主人公・セラフィマが思い至った『真の敵』とは何なのか。
セラフィマはなんのために一流スナイパーになったのか、自分の信念とは、そして戦争が終わった後、生き残った彼女たちはどういう運命をたどるのか。
人の心までも蝕む戦争。今、世界でも争いがあるからこそ目を背けずに知っておくべきことだと思います。
間違いなく私の読書リストのトップ10に入る傑作です。
ちなみに逢坂先生のサイン入りですので、部屋に飾っています。
私自身も自分の立場で一生懸命、生きていきます。
生きていくためには健康が第一。
年末年始はランニングをしたり、犬と時間をかけて散歩。
身体も精神も自己管理することを一番にしています。
セラフィマ同様、感情の起伏は最小限にし、今自分がなすべきことがブレないように心身ともに鍛えています。
今、この時もどこかで苦しんでいる人たちがいることを忘れず、戦争が終わり、平和を祈る1年としたいと思います。