我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
引き続き、我が会派代表質問で私が担当した質問で医療福祉問題のうち、千葉県における外国出生結核患者の状況についてブログにて伝えていきます。
結核は新型コロナウイルス感染症や新型インフルエンザへの警戒が叫ばれるのに比べ、過去の病気と思われがちですが、今も世界で最も人が亡くなる感染症です。
日本においても集団感染が発生したりと年間1万人以上の新しい患者が発生し1,400人以上が命を落としている感染症であり、令和3年以降は国、千葉県において外国出生者の結核患者は増加傾向となっています。
現在、問題となっているのは、特に多数に感染させる可能性の高い若年層の新登録結核患者数の大半を外国出生者が占めているという実態です。
この課題については私が委員を務めている松戸健康福祉センターにおいても取り上げており、今回は継続して千葉県としての対応を求めた内容となります。
日本では、日本における結核患者数が多い国の国籍を有する者のうち日本に渡航して中長期間在留しようとする者に対し、入国前に結核を発病していないことを求める入国前結核スクリーニングを準備の整った3か国のフィリピン、ネパール、ベトナムから開始していますが、依然として完全に結核患者の入国を阻止するには至っていません。
(質問)本県における結核患者の現状はどうか。また、そのうち外国出生者の割合及び出生国の内訳はどうか。
(答弁)
〇令和6年における千葉県内の新規登録結核患者は449人であり、結核罹患率は人口10万人あたり8.0と、低まん延国の基準である10.0を下回る状況。
〇4 9 9 人のうち外国出生者は9 5 人。
その割合は19%で、令和3年以降、年々増加しています。
〇出生国別の内訳は患者数が多い順にインドネシア28人、フィリピン24人、ネパール12人、ベトナム7人で、この4か国の合計で外国出生者全体の75%を占めている。
例えば栃木県では外国人の結核患者が増加している状況から、外国人労働者を雇用する事業主に向けて結核のリーフレットを作成したり、多言語でリーフレットを作成して早期発見、早期治療の周知啓発・広報等に力を入れています。
成田空港を有する本県としても、県民の命と健康を守るために感染拡大を防ぐ取り組みを促進すべきであり、また県内でも外国出生結核患者の感染状況は地域間格差が見られることからも、市町村と連携し、地域に即した対策が必要であると考えます。
(質問)外国出生結核患者に対し、どのような対策を行っていくのか。
(答弁)
〇本県の外国出生結核患者は増加傾向にあることから、まん延防止に向けて外国人やその受け入れ団体等に対する正しい知識の普及と患者支援が重要と認識している。
〇保健所では外国人の受入団体を対象に健診の重要性などの理解を深めるための研修を実施するとともに、結核を発症した外国出生者が治療の必要性等を正しく理解し、治療を完了することができるよう、通訳や多言語に対応したリーフレット、インターネット上の服薬支援ツールなどを活用した支援を行っていく。
〇市町村等とも連携して、これらの取組を推進することにより、外国出生者における結核のまん延防止に努めていく。
(要望)
答弁によると千葉県における外国出生結核患者の出生国別の内訳は患者数が多い順に、インドネシア、フィリピン、ネパール、ベトナムとのことで、いずれの国も、国の入国前結核スクリーニングの実施対象国となっていますが、一番多いインドネシアは入国前結核スクリーニングの実施対象国となってはいるものの、まだスクリーニング検査は開始されておりません。ミャンマーと中国も対象国ではありますが、調整中の段階です。開始時期も公表されていません。
だからこそ、千葉県の状況を鑑みて、県民の命と健康を守るために、可能な限り独自の施策をできるだけ講じていく必要性があるということを提言しています。
入国前スクリーニング検査等の対策が始まっている国があっても、感染に気付かず入国し、後に発病するなど発見が難しいのが実情です。
〇外国の方がまずは検査を受けるように市町村と連携して周知啓発を多言語で行う
〇外国人を雇用している事業主に対して雇い入れ時健康診断は早めに行う⇒定期健康診断において特に胸部エックス線検査を実施する
などといったことを充実させて、SNS等も活用しながら外国の方にアプローチできる手法を構築していただくよう要望しました。
【千葉新政策議員団代表質問】千葉県における外国出生者の結核患者増加について
水野ゆうき
