【千葉県議会議員定数検討】『千葉新政策議員団』の提案内容と今後の行方~1人区・逆転区解消へ~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

一般質問が終わり、来週からは予算委員会(私は予算委員会のメンバーで唯一全日登壇します)、並行して千葉県議会では千葉県議会議員定数等検討委員会が開催され、大きく報道されています。

 

千葉県議会議員定数等検討委員会は来年の令和9年4月に執行予定の千葉県議会議員選挙に係る千葉県議会議員の定数等の総合調整を図るため昨年設置され、昨日、検討委員会の会派がそれぞれの案を検討委員会に提案しました。

 

千葉県議会議員定数等検討委員会は自民党、立憲民主党、公明党、千葉新政策議員団、共産党の5会派から成り立っています。

そして、SNSでも書きましたが、一部のメディア(しかも千葉県に特化したメディア)が自民党中心に公明党までしか報じていません。

 

よく理解していないメディアもあるのかもしれませんが、『自民党』から我が会派の『千葉新政策議員団』までの4会派が千葉県議会では交渉会派であり、私たちの会派は毎回代表質問ができる会派です。

共産党は交渉会派ではないものの、4名いらっしゃるので、代表者会議にも正規で出席することができ、代表質問も4回のうち2回できるということになっています。

 

また、昨年は現在の松戸市長の松戸たかまさ元県議、今回衆院選に出馬された田沼たかし元県議も含め我が会派は6人でしたが、それぞれ自分の道へと進まれ、県議補選で保坂議員が当選され、我が会派に保坂議員が入会してくださいましたが、その際「千葉新政策議員団」はこれまで代表質問ができなかったと書いていたメディアがありましたが、全くそんなことはなく、どの定例会でも5人いたので、今期はずっと代表質問をしています。

わざわざそういうマイナスで適当な報道をすることに対し、不愉快に思います。

 

この主要5会派の案を一部のメディアを除いてはきちんと報じていますが、今回のブログでは毎日新聞の記事を引用します。

 

 

 

千葉県議会議員選挙が1年半前くらいから毎期、千葉県議会議員定数等検討委員会が設置されます。

これまでは以下のように千葉県議会の定数は変遷しています。※私が在籍している3期分となります。

〇2015年:95人

〇2019年:94人

〇2023年:95人

前回2023年選挙では流山市が人口が増加していることにより流山市の定数を2から3に増やしています。

 

今回の検討委員会で活用している数字は議論県統計課が公表する毎月常住人口調査(月報)で、令和7年10月1日現在

千葉県人口は 6,277,188人となっています。

 

定数の総数があまり増減していない理由としては千葉県では人口が増加しており、国立社会保障・人口問題研究所によると、今後緩やかに減少していき、2050年には約569万人と推計されています。

※以下表すべて水野作成

 

 

現在の千葉県議会議員の選挙区は以下の通り

選挙区41

定数95

となっています。

しかし、現員は90名です。

他の選挙に出馬されたりと様々な理由で次の選挙の頃には毎回80名台まで減っています。

 

 

そこで今回、検討委員会を構成する主要5会派から案が提案されました。

 

まず、自民党の案が大きく報じられる点としては、自民党は千葉県議会で単独過半数を保持しており、数の力でこれまでも自民党案が通ってきたからです。

 

その自民党が人口の少ない選挙区が多い選挙区の定数を上回る「逆転区」も解消せず、「1名増」で提案したことに改革の意思が感じられず、非常に残念です。

 

我が会派『千葉新政策議員団』が検討委員会にて提案した内容をお伝えします。

 

まず総数を95名から91名に4名削減し、選挙区を41から33にするという内容です。

ひとつひとつポイントを説明していきます。

 

【強制合区】

現行選挙区のうち匝瑳市(定数1)は人口減により、公選法規定で他市町村と合区が必要な「強制合区」の対象となっているため、絶対的に見直ししなくてはなりません。

そこで我が会派は匝瑳市と旭市を合区する案(定数2)にしました。

隣接していることと、人口(匝瑳市と旭市を合わせて9万2千人)ということからです。自民党案は匝瑳市と香取郡多古町を合区として定数1とする案を提出しています。

 

 

【1票の格差・逆転選挙区】

逆転選挙区とは人口が少ない区の定数が、より多い区の定数を上回る「逆転現象」のこと。

例:

市川市:約50万2千人で定数6

松戸市:約50万1千人で定数7

 

1票の格差とは選挙区ごとの有権者数と議員定数の不均衡により、投票価値(1票の重み)に差が生じる問題。

 

 

そこで、我が会派は逆転選挙区の解消として、松戸市を1減らし、船橋市選挙区を7から8に1増させ、1票の格差を現状の3.01から2.85へ縮小する案を提示しました。

 

 

そして、今回の検討委員会にて特に我々が解消すべきとしたのが「1人区の解消」です。

 

私は千葉県議会に10年以上いるので、よくわかりますが、上記のように、任期途中で他の選挙に出馬をされたり、病に伏してしまう議員もおります。その議員が1人区選出だった場合、県議が不在となってしまうのです。

 

さらに、私は自分の選挙区のみならず、全県からご相談がきます。大体が1人区選挙区の県民です。

ご自分の選挙区の議員にご相談はされてみましたか?

と必ず聞くのですが、

そうすると「〇〇党所属の議員なので相談しにくい」「うちは県議がいないので」

という返事が圧倒的に多いのが実態です。

これは私の実体験だからこそ言えます。

 

様々な立場の議員が複数いれば県民も地元の県議に相談しやすくなるのは間違いなく、政党政治ではない県全体を見渡す広域的な地方政治なのですから、もっと多角的な視野で、多様な意見や声を吸い上げる県議会であるべきだと私たちの会派は考えています。

国政選挙のように1人区制にして小選挙区的にする必要もなく、むしろ衆院選では比例復活で死票も減らす努力をしていますが、県議選は合区が少ないために一党独裁になりがちです。

だからこそ、私たちは多様な意見を聴ける形にするために1人区を解消し、千葉県の人口が減少していないことから削減は4名程度に制限し、あらゆる課題を解決する手法を会派で徹底協議しました。

 

 

 

自民党の1増ばかりが報道されていますが、千葉県全体の人口に大きな増減がないため、立憲民主党提案の23名削減するという内容も違和感があります。

 

今ある課題を着実に改善し、政党政治ではない地方政治だからこそあらゆる県民の声を反映する県議会に向けて我々は県民の皆様に継続してお伝えしていきます。