【千葉県議会予算委員会】湖沼における外来水生植物対策2億7千万円確保、農家への支援充実へ!

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

まだまだ千葉県議会真っ只中でして、先週は予算委員会と総務防災常任委員会で質疑を行ったため、睡眠不足の日々が続いておりました。

 

今日は予算委員会で取り上げた外来水生植物対策についてお届けします。湖沼の環境保全については私のライフワークでもあり、これまでも散々、現場活動や議会活動等をSNSで発信してきています。

 

昨日は水野ゆうき後援会の役員会と同時にインターン生の卒業でもありました。

4月から就職活動が本格化するので、全力で取り組んでもらいたいです!

そこで、私と一緒に行った地域活動のふり返りをすると、必ず「手賀沼の外来水生植物の駆除」が出てきます。

 

 

胴長を着用し、手賀沼に入って外来水生植物を刈り取り作業というのはなかなかできな体験です。自分の住んでいる自治体に、手賀沼にこういう課題があることも知らない、という若い世代が多い中で、地域貢献という観点も含め、公的な仕事を目指す皆さんには自分の地域に少し目を向けてみることをレコメンドします!

 

というこで、来年度の令和8年度における千葉県の外来水生植物対策について、お伝えしていきます。

 

≪湖沼における外来水生植物対策事業≫

私が手賀沼と印旛沼を中心とした外来水生植物対策について問題提起し始めて10年となり、熊谷知事就任以降、手賀沼の現地視察にも来ていただき、湖沼における外来水生植物に関する予算を毎年度億単位で計上し駆除作業に取り組んでいただいているところです。

一方で、小さな茎の断片から再生し、再生力と繫殖力が強力なナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイは全県的、もはや全国的な広がりを見せています。

 

印旛沼及び手賀沼において実施している外来水生植物の駆除について、計画的な駆除が令和6年度に一巡しているものの、今年度に入って多くの関係者から駆除した箇所が再繁茂しているとの情報が入り、実際に私も今年度複数回にわたり、船で手賀沼の確認をし、絨毯のように広がっている外来水生植物を確認しています。

 

令和7年8月@手賀沼 水野、船にて確認

 

いたちごっこ状態であり、早期発見・早期駆除が大前提となり、監視体制の強化が重要です。

 

【水野ゆうきの質疑による内容の要約】

〇来年度の湖沼における外来水生植物対策事業の内容と予算2億7千万円の内訳

⇒千葉県では及び印旛沼において引き続き、ナガエツルノゲイトウ等の外来水生植物の駆除を行うこととしている。

 ・手賀沼及びその流域河川の駆除費用として1億6,472万1千円

 ・印旛沼及びその流域河川の駆除費用として8,654万6千円

 ・外来水生植物の駆除に取り組む市民団体への助成について1,503万9千円(※下段詳細記載)

 

〇 監視体制の強化及び繁茂の状況を把握し、駆除を行っていく手順

⇒県では、年度当初に全域の繁茂状況を確認した後、駆除作業期間中も適宜、船等により繁茂状況の監視を実施

地域住民からも随時情報を受け付け、これらの情報を元に、再繁茂や新たな漂着が確認された箇所について、繁茂状況に応じて優先順位をつけながら速やかに駆除を行う

今年度新たに、駆除活動を行う市民団体と意見交換を行い、再繁茂しやすい箇所や適切な駆除の実施時期などについて認識を共有できたことから、これらの意見も生かしながら、連携して効果的な駆除に取り組んでいく。

 

~私も実際に市民団体の駆除作業に毎年参加していますが、業者による機械駆除が困難な箇所については市民団体等による手作業の駆除は大変効果的であると認識しています~

 

令和7年9月@手賀沼 市民団体と駆除作業

 

〇市民団体が手賀沼及び印旛沼において外来水生植物を駆除する活動経費に対する外来水生植物防除事業補助金

⇒※外来水生植物の駆除に取り組む市民団体への助成について1,503万9千円。

令和6年度は7団体、令和7年度は6団体に補助金を交付しており、来年度も同程度の団体数を見込んでいる。

 

 

〇情報収集手段について

千葉県では特に被害の大きいナガエツルノゲイトウの県内分布図を公開し、分布状況をつねにアップデートするために情報を収集しています。

そこで、県では、ナガエツルノゲイトウなど7種の外来水生植物を対象に、スマートフォンアプリによる県民参加型の分布調査を昨年7月1日から11月14日まで実施し、今年度中に調査結果を精査し、県内分布図の更新等を行う予定ということになっています。

⇒今年度実施したスマートフォンアプリ「Biome」を使用した県民参加型の分布調査について、来年度も引き続き、ナガエツルノゲイトウ等の外来水生植物が繁茂する夏から秋にかけて実施する予定。

アプリを使用した調査を実施していない時期には、外来水生植物を発見した場合に情報を寄せていただきたい旨を県ホームページに掲載しており、生物多様性センターを窓口として、メールにより県民からの発見情報を受け付けている。

 

 水野指摘・要望⇒今年度の分布調査では、アプリ調査期間中の報告数は218件で生物多様性センターは1件のみ。広報・周知啓発が不足しているかと推察。また、アプリをダウンロードされない方も多い。県民が外来水生植物を発見した際の情報提供先について周知啓発すべき

県の今後の取り組み⇒外来水生植物を発見した際の情報提供先については県民だより、県ホームページ、SNS、メディア発信など多様な媒体を活用して広報するとともに、市町村や関係団体に向けた説明会等を通じて周知を行っていく

アプリを使用した分布調査を行っていない期間も生物多様性センターに速やかに情報をいただけるよう、外来生物をテーマとした研修会やイベントなどの機会を通じて、積極的に周知啓発に努めていく。

 

〇農家への外来水生植物対策の支援

防除対策に取り組む市町村等や農業者等で構成される組織に対し、支援を行う農業水路における外来水生植物特別対策事業についてです。外来水生植物が農業水路等においても生息域を拡大し、農業への影響が懸念されています。

 

我孫子市における農地に侵入する外来水生植物

 

【課題】

農業水路における外来水生植物特別対策事業について、来年度も今年度と同様5千万円計上されていますが、令和7年度は全体で5地区約240万円のみの見込みとなっています。

 

水野指摘・要望⇒実際に私は農家の方々から、外来水生植物が農業用排水施設や農用地に侵入し、深刻な状況であると相談を受けています。そこで、外来水生植物の駆除に必要な除草剤などの購入費や運搬委託などの駆除活動にかかる経費等について県が3分の2助成している事業を伝えると、そもそもこの事業自体を知らない農家が多いというのが実態です。今年度の実績を踏まえて、事業の活用拡大に向けてど工夫していくべき。

県の今後の取り組み⇒利用拡大のためにはさらなる周知が重要であるため、効果的な防除方法や活用可能なメニューを一目で分かりやすく紹介したパンフレットを新たに作成し、市町村や農協をはじめとして様々な場所に配置することを予定している。

また、関係団体等を訪問して事業を周知するほか、県ホームページやSNSなども活用しながら、事業を活用して防除が進むよう取り組んでいく

 

予算委員会3月4日

 

新年度の事業の廃止・継続を決めていくなかで、本当に農家の皆さんは困っていることから、実績が乏しくてもこの事業が必要であると判断されたわけですから、確実にそして効果的にこの事業が活用されて、外来水生植物対策に寄与するように徹底した周知活動を行うよう強く要望しました。