【6月定例千葉県議会開会】児童虐待防止緊急対策/千葉県議会空き家・空き地対策推進議員連盟

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日より6月定例千葉県議会が開会いたしました。

 

@会派控室

 

今回の議会では令和元年度の補正予算案、各種条例案及びその他附帯議案の13議案、他報告14件。

 

特に平成31年1月に発生した本県野田市の女児虐待死亡事件を踏まえ、千葉県は再発防止に向けた「児童虐待防止緊急対策」をとりまとめました。

既に私が県からのヒアリングにより具体的な数値内容等を盛り込んだものをブログに記載いたします。

 

【補正予算案の内容】補正予算規模 1憶88百万円

 

(1)児童相談所の体制強化

●児童相談所虐待防止体制強化事業 32,322千円

 ◎電話相談員の増員(中央児童相談所を7名から9名に)

 ◎児童安全確認協力員の増員(中央・市川・柏児童相談所に2名

  ずつ、その他銚子・東上総・君津児童相談所には1名ずつ増員)

 ◎児童虐待対応協力員(※)の増員(各児童相談所に1名ずつ

  増員) ※虐待対応に係る記録の整理等を行う

 

●児童虐待法律アドバイザー事業 3,888千円

中央・市川・柏児童相談所において、弁護士の配置を週1日から週2日に拡充

 

●児童相談所施設等整備事業 61,390千円

 ◎一時保護所の増設

  ・市川児童相談所 定員4名増(20名→24名)

   完成見込み:令和2年12月

  ・柏児童相談所 定員4名増(25名→29名)

   完成見込み:令和2年12月

  ・銚子児童相談所 定員8名増(15名→23名)

   完成見込み:令和3年2月

  ・君津児童相談所 定員12名増(15名→27名)

   完成見込み:令和3年2月

 ◎公用車の増車

  各児童相談所に1台ずつ増車

 ◎執務室転用工事等

  職員増に対応した執務室確保(中央・市川・柏・君津児童相談所)

 

(2)関係機関との連携強化

<学校との連携強化>

●非常勤講師の加配 53,000千円

 担任教諭が児童へのきめ細かな見守りやサポートが行えるよう、

 非常勤講師を小学校へ派遣(35人、市町村からの要請に応じる)

 

●スクールソーシャルワーカーの増員 9,300千円

 各教育事務所(県内5か所)に1名ずつ配置

 

●教職員の対応力向上 4,700千円

 教職員が不当な圧力等に毅然と対応できる体制の構築に向け、

 スクールロイヤーを活用した法的相談等を実施(※詳細は協議中)

 

<市町村・児童養護施設等との連携強化>

●市町村児童虐待防止ネットワーク機能強化事業 1,600千円

 市町村の要保護児童対策地域協議会の機能強化を図るために、学識経験者や臨床心理士等の専門家を派遣

 

●児童虐待対応専門委員事業 1,800千円

 児童養護施設等に入所している児童が安心して生活できるよう児童精神科医や臨床心理士等の専門家を派遣

 

(3)広報・啓発の強化

●子ども虐待防止地域力強化事業 20,000千円

児童相談所全国共通ダイヤル「189」や通告義務等の周知を図るため、啓発ラジオCM放送、電車内や駅構内での広告等を行う

 

これまで、私が今年2月の予算委員会をはじめとして、千葉県と協議をしてきた重要案件でもありますので、こちらにて詳細に書かせていただきました。

森田知事などとのやり取りは以下より↓

2月予算委員会

https://ameblo.jp/yuukimizuno/entry-12442776613.html

 

また、本日は所属する千葉県議会空き家・空き地対策推進議員連盟の総会がありました。

 

課題山積ですが、一つずつ丁寧且つ迅速に解決できるように尽力し、時代に即した適切な対策を心がけていきたいと思います。