【一般質問②】情報発信のあり方~コロナ関連情報や緊急情報はSNSの利活用でプッシュ型広報を!~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は一般質問項目の2つ目、『情報発信のあり方について』についてです。

千葉県の情報発信のあり方にはかなり課題があると思っています。

 

 

これは前回のブログの新型コロナウイルス感染症の情報提供のあり方にもつながってくるわけですが、

現在、千葉県ではネットにおいてはホームページを軸とした情報発信を行っています。

新型コロナウイルス感染拡大により、情報収集もリモートやオンラインが中心となってきており、ネット上の情報発信は県民へ情報提供する手段として非常に重要なツールとなっていることは言うまでもありません。

 

一方で、全国47都道府県庁の「オンライン広報」に関して、格差があることが指摘されており、特に災害時においては公的な情報ニーズが急激に高まるために、公的機関ではそれに対応した情報発信が求められます。オンラインによる行政の発信力の差が如実にあらわれるのはアクセス集中時です。

情報閲覧を可能にするためにホームページを災害版HPに切り替えることと速報性や拡散力の観点で最も影響があるツイッターの利活用が有効であると言われておりますが、緊急事態宣言が全国に拡大された4月時点ではホームページを災害版に切り替えているのは8府県にとどまり、千葉県を含む5県にはツイッターの広報公式アカウントすら開設されていないことが報道されました。

 

実は千葉県は11月末時点で各担当部署毎になんと70ものSNSアカウントポーンもあるとのことです。

多いから良いことではありません💦!

70もアカウントあっても新型コロナウイルス感染症新規感染者数等の情報を発信しているアカウントはゼロ!

部署ごとのきめ細かい丁寧な発信は評価はできるものの、アカウント数が多すぎて千葉県として今一番発信したいこと、県民に周知すべきことが見えにくい!!

 

唯一、チーバ君のアカウントが部局横断的にSNSにて発信をしておりますが、その内容は観光地や特産品などの情報発信に限っており、災害や感染症等情報は県のホームページにて発信しております。

災害時やこうした新型コロナウイルス感染症という大きな関心事に関しては、県民にすみやかに実情を伝えていくことは行政の重要な役割のひとつであると考えます。

まずはホームページについてです。

 

水野質問:

緊急時などでも安定的に県ホームページを運用していくための取組は?

 

総合企画部長答弁:

大規模災害時等の緊急時には、ホームページへのアクセスが集中することにより、安定した情報発信ができなくなる可能性がある。

○県では、アクセスが集中した場合でも障害が発生しないように、文字情報中心にしたページに切り替えるシステムを整備。

○今後も、県民の皆さまに安定的に情報発信が行えるよう取組む。

 

水野質問:

今年11月に実施した県ホームページのリニューアルでは、緊急時における情報発信のためにどのように改善したのか。

 

総合企画部長答弁:

○災害時など緊急事案のレベルに応じて「緊急情報」が画面上に目立つようにページ構成を変更すシステムを整備。

○機械翻訳機能により、すべてのページが8つの言語で閲覧できるようになり、緊急時でも在住外国人や訪日外国人の方々が「緊急情報」にアクセスしやすくなった。

○緊急時におけるわかりやすい情報発信に向けて改善等に努める。

 

ということで、ホームページは改善を進めてくださっているのですが、他の自治体との違いはやはりSNSの活用法です。

 

他都府県や千葉県内の独自保健所設置市(千葉市など)では、首長や行政がSNSを利活用して新型コロナウイルス感染症関連情報を発信しています。一方で、千葉県はホームページのみの掲載で、県民がわざわざホームページまでいって確認をしなくてはならず、手間がかかる作業となっております。

毎日県のホームページまで行って確認する県民は少ないはず。

 

70もアカウントは作ったものの、コロナ関連情報はどのアカウントでも出しておらず、SNSの効果を駆使できていないわけです。緊急性のある内容や県民が知るべきタイムリーな情報こそ、SNSを利活用して積極的に情報提供に努めるべきだと思います。

 

水野再質問:

SNSを活用し、プッシュ型の広報をすべきと思うがどうか?

 

総合企画部長:

〇SNSを活用した広報は、若い世代を中心に幅広い世代に効果があり、広報手段としても大変有効であると認識している。

〇県においては、想定するターゲット層に適したSNS70のアカウントを運用し、情報発信を行っている。

○今後も、部局間で連携を図りながら、効果的な情報発信が図られるよう努める。

 

 

ということですが、チーバ君アカウントは別として、やはり70のSNSアカウントは多すぎる上に、SNSの速報性や拡散性といった特性を活かした使い方ができていません・・・。

 

コロナ禍において情報のやり取りがインターネットと中心となっており、ネットユーザーの大半はSNSを活用しています。SNSも時代とともに変化しており、新しいSNSツールもどんどんと出てきています。

ネットのトレンドもしっかりと把握しながら、内容に応じてしかるべき対象者に届くよう、時代の流れにアンテナをはって、多くの県民に情報がタイムリーに行き渡るようにしていただきたい。

 

水野要望:

千葉県としてあらゆる政策においてタイムリーに的確に情報を県民に伝えていくことを要望します!