我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
まずはじめに新型コロナウィルス感染症についてです。
本日8月4日の千葉県における新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数の内訳は保健所毎に
●千葉県433名(クラスター3件)
●千葉市176名(クラスター1件)
●船橋市166名(クラスター1件)
●柏市65名
千葉県全体で840名と最多となりました。
この間、県民や各地区の市議会議員からご相談いただいた内容を千葉県健康福祉部に打診いたしました。
千葉県では700~台と急激に新規陽性者数が増えていることから、保健所の濃厚接触者の特定やクラスターの疫学調査などが追い付いていない実態があります。
実際に陽性者となった方が確実に濃厚接触者であるご家族の検査をしたくても、保健所から連絡が待っていても来ず、どうしたらよいかわからない、という事案が相次いでおります。
なにもかも保健所というのは限界です。
例えばワクチン接種のように、検査は市町村が担当したり、保健所の連絡を待たずに民間医療機関で検査を受けられるようにして、行政検査として扱うなど様々な対策を講じなくては検査にも至らずにますます感染が広がります。
こうした事例を健康福祉部に話し、対応を求めました。
また、千葉市のクラスター案件についてもお問合せが来ており、千葉市議会議員にヒアリングをかけているところです。
回答来次第、ご連絡いたしますが、千葉市、船橋市、柏市の保健所は千葉県の管轄ではないために、当該地域にお住いの方はその市の市長・市役所・市議会議員に直接聞くことをお勧めいたします。
もちろん私でも良いのですが、時間がかかってしまうのみならず、時間差で内容も変更となったりする可能性があります。
3市以外は千葉県の管轄ですので、県議会議員にお問合せください。
さて、本日は、私が県議会で取り組んでいる気候変動適応策について、国立環境研究所の西廣淳氏(気候変動適応センター室長)と西田貴明氏(京都産業大学、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム企画・広報部会長)とともに熊谷俊人千葉県知事と打ち合わせしました。
※打ち合わせは少人数で行います。
気候変動適応については専門家・研究者の皆様方からレクチャーしていただきながら重要テーマとして1期目から取り組んでおり、先の6月議会における私に代表質問でも国の方針とともに各自治体の事例を紹介しつつ、千葉県では部局横断的な取り組みを要望しています。
知事自らのご答弁をいただきました↓
一言で気候変動適応と言っても担当部署は広範囲。
しかし、人口減少社会や高齢化に伴い、耕作放棄地は増え、更に異常気象による災害の頻発化や激甚化が懸念される中で、単に高い堤防をどんどん建築するというだけでなく、自然を資源として活用することで防災・減災等へと繋げることができます。それだけでなく、例えば耕作放棄地を湿地再生することにより水質浄化機能や生物多様性保全機能が向上するなど、グリーンインフラを推進することで多様な機能が引き出されるわけです。
こうした取り組みはあらゆる部署が関わってくることとなります。
そのため、滋賀県では条例を制定したり、横浜市では環境創造局が「雨水処理・下水道」と「緑地整備」を一体的に掌握するなど、ひとつの課に縛られない形でグリーンインフラを進めています。
現在千葉県で行っているような特定の部局事業を無理やり気候変動適応計画に当て込んでいくという形ではなく、部局横断的に積極的にグリーンインフラに取り組む体制が整備されることで、全体にとっての最良化が実現することとなります。
こうしたご説明を西廣先生にしていただいた中で、熊谷知事も手賀沼・印旛沼の水辺の環境保全と活性化は県の役割として県政ビジョンに取り入れているので、これまで私が県議会で質疑していた中でなんとなく・・・(?)となっていた環境面の政策が大きく前進することを期待する有意義な打ち合わせとなりました。
コロナであろうと災害はいつ発生するかわかりません。
千葉県ではゲリラ豪雨なども相次いでいます。
自然を保護することと同時に資源としてうまく活用して付き合えるようにシフトする時期にきています。
私も研究しつつ微力ながら尽力してまいります。
改めて本日は大変勉強になりました。
その後、皆様方からいただいたコロナ関連のご相談を健康福祉部にしたのちに、県警と協議。
終わり次第、地元・我孫子市に戻り地域まわり。
農家からコブハクチョウ被害についてのご相談を賜りました。
そのまま、我孫子ライオンズクラブ例会へ。
緊急事態宣言中ということもあり、短時間で距離をとっての例会でしたが、メンバーの顔を見るとホッとします。
明日は朝から環境審議会なので、早めに寝たいと思います。
本日も1日、大変お疲れ様でした。