≪我孫子市方針決定≫妊婦と配偶者にワクチン優先接種実施を/文科省による新学期コロナ留意事項

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

千葉県で新型コロナウイルスに感染した妊婦の入院先が見つからずに新生児が亡くなった事案を受け、各自治体では出産を控えた妊婦も感染リスクが高まっているなどとして、妊婦とその配偶者に対して、ワクチンの優先接種を決め始めております。

 

連日、私も地元医師のみならず県内の医師と連絡を取り合っておりますが、柏市の事案以降、妊婦の方が直接病院にお越しになり、どうにかワクチンを接種させてほしいが予約がとれない、という声があるということを聞きました。

また、予約されている方に譲っていただきたい、と妊婦の方が声をかけられていたと聞きました。その話を聞いて胸が締め付けられました。ワクチンの運用は市町村なので、土日のお休みではありましたが、市執行部にお話しさせていただきました。

 

我孫子市では妊婦の方が接種できるように、今週早い段階でその方法がHP等で公開されるとのことですので、2~3日だけお待ちください。

私も現場の状況を市執行部や連携する市議の方々に共有したりと、妊婦の方が接種できるよう、私も最大限、取り組んでいく所存です。

 

千葉県としては職域接種では地域の方への接種が認められていることから、県から職域接種(妊婦の優先接種等)を国に申請していましたが、国のワクチン不足で開始することができませんでした。

 

しばしば県民の皆様方から野戦病院や酸素ステーション等の設置を提案していただくのですが、従事する医療従事者が明らかに足りない状況です。

市民の皆様から「我孫子市の●●を提供してはどうでしょうか」などというご提案をよくいただくのですが、千葉県が設置している臨時医療施設においても、病床を拡大する度に県立病院の一部病棟を閉鎖してスタッフを確保している状況にあるとのことで、病院の一部病棟やホテルなどを活用していく形で県は進めております。

 

医療従事者につきましては、実は平時でも我孫子市の医師の皆様方から医師・看護師不足の要望を承っており、慢性的に千葉県では医療従事者が少ないという根本的な課題があり

病床や施設を増やしても、従事できる方がいないという状況です。

そのために、前回のブログで書いたように私は議会でこれまで医師・看護師不足の解消について本気で取り組むように提言していた経緯があります。

 

平時の慢性的な課題は有事の際に大きな問題へと発展することは自然災害でも行政や政治家は学んでいます。今は命を守ることを最優先する時期であり、今一度、感染拡大防止に気を引き締めて取り組みます。

 

また、同時に新学期の学校対応についてご質問を受けることが少なくないのですが、

市町村立小中学校→各市町村

都道府県立学校・特別支援学校→都道府県

という仕組みですので、県が管轄している県立学校については

今週の早い段階で県教委としての考え方が示されると聞いています。

県立学校の多くは高校となりますが、高校生は普段の行動範囲が広いため、警戒が必要であることは知事も行政側も承知しております。

 

一方で、文部科学省から以下の事務連絡が通知されております。

「新学期を迎えるに当たり、新型コロナウイルス感染症対策について留意すべき事項をまとめましたので、対策の徹底をお願いします。」

https://www.mext.go.jp/content/20210820-mxt_kouhou01-000007004_1.pdf

 

これらに基づいて、各関係機関は進めていくこととなります。

上記、文科省の内容について、賛否両論だとは思いますが、あらゆる立場の方の声を積極的に受け取るようにし、適切な対応となるように私も児童生徒や保護者の皆様の声を随時、聞いて、行政に働きかけたりなど自分の役割を果たしてまいります。

 

また、コロナ感染急拡大に伴い、大量のメールを頂戴しております。9割以上がこの困難を乗り切るための様々なアイディアのご提案です。本当にありがとうございます。

1通1通読ませていただいております。

現実的な改善に結びつくことができそうな内容を行政に提案して、中には実現したものもあり、行政が改善してくれたものもあります。すべてにお返しするには時間がかかりますが、皆様の英知やご経験を提供くださっていることに、改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。。