里親・子支援活動/【予算委員会④】千葉県立高等技術専門校我孫子校の施設整備

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

本日は里親・里子支援の一環で、里親のもとで暮らす高校生の皆さんと「将来の夢」について講師としてディスカッションしました。

 

 

とても感銘を受けたのは「これまでたくさんの方々にお世話になったので恩返しできる仕事をしたい」「子どもたちに寄り添える仕事をしたい」「社会貢献したい」と明確に自分の夢を語っていたこと。

 

一人一人が持つ経験と強さ、ときには弱さを活かして、優しい社会になることを期待した1日となりました。

また、団体の皆様や里親をされている方々からは、体験をもとに現在の行政の課題等について色々と話し合うことができました。

 

皆様との交流の中でしっかりと自分の立場で改善できるように尽力していきたいと強く思っており、これまで県議当選以降は里親制度の普及啓発や里親・里子支援に取り組み、幾度となく議会で取り上げてきました。

先日の予算委員会でも質疑を行っておりますので、当事者の声をしっかりと反映していきたいと思います。

 

 
さて、本日のブログでは予算委員会での質疑項目4つ目の『千葉県立高等技術専門校我孫子校』についてお伝えしていきます。
 

千葉県立高等技術専門校、いわゆる「ちばテク」は中学校・高等学校を卒業して就職を希望しようとする方はじめ老若男女問わず再就職や転職をしようとする方などを対象に基礎から応用にいたるまで幅広い技能・技術を指導する職業能力開発校であり、千葉県が運用、設置しています。

県内には、市原校、船橋校、旭校、東金校、我孫子校、障害者校があり、先日、地元の我孫子校を視察してきました。

 

 

昭和40年開設から55年経過、耐震面の問題から立入禁止となっている実習棟もあり、訓練環境を損ねているのではないかと危惧しています。
 
水野質問)
施設の現状と課題についてどのように認識しているか?
 
県答弁)

我孫子高等技術専門校については、管理棟と3棟の実習棟があるが、このうち、建築後50年以上が経つ2棟の実習棟は耐震性の問題を抱えていることから、現在使用を控え、代替措置を講じて訓練を実施している。

また、その他の建物についても、建築後相当の年数が経過して老朽化が進んでいるなど、施設面での課題を抱えていると認識している。

 

※こちらが立入禁止となっている実習棟です。

 

水野質問)

私が視察した際も造園科の皆様が屋外で実習されていましたが、元々利用していた実習棟が立入禁止となったことに伴い、雨天時には、旧自動車整備科が使用していた土のない実習棟を利用するなど、校側で工夫をしながら訓練環境を整備しているところです。今後の施設整備の具体的な見通しはどうか?

 

※造園科の皆様の訓練模様

 

※雨天時等はこちらの土のない旧自動車整備科実習棟で訓練

 

県答弁)

耐震性に問題のある造園科実習棟については、来年度に仮設実習棟を建設することとし、施設整備に向けた準備を進めている。

また、管理棟については、県有建物長寿命化計画において、令和9年度までに整備に着手することを目指す施設に位置付けられている。今後とも、施設面での課題の解決に向けて、計画的に取り組んでいく。

 

水野要望)

管理棟は県有建物長寿命化計画に位置付けられているとのことですが、施設も含めた魅力的な学校を打ち出して訓練生を確保していくことも大切。

視察した際にコロナの影響で学校に赴きPRする活動も制限がかかっていると聞きました。施設整備と併せて訓練生確保の為の広報支援も要望します。

また、我孫子校に関しては土日祝日等に地域の団体が利活用されています。今後、工事が入っていくことから、使用可能場所が変更となったり、不便な思いをさせてしまうことも考えられます。市内ではスポーツをする場所も限られており、練習場所を工面することも大変な作業ですので、工事に着手する際は随時、地域の皆様に丁寧な説明を心がけていただきますよう要望します。

 

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私は質疑をする際は、必ず当事者や専門家からヒアリングを行ったり、現場を視察することを欠かさず行っております。

的確に課題を捉え、県民の皆様のために汗をかいてまいります。