「鬼滅の刃」に学ぶ、ノブレス・オブリージュの精神【雑談】

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

週末~週明けにかけて講義・講演を3本、委員会質疑を2本抱えておりまして、ブログは雑談ネタとなることをお許し下さい。

長女(小5)のクラスでアニメ・漫画「鬼滅の刃」が流行っているようで、長女たっての懇願により無事わが家にもコミック全巻がやってきました。

「お願いだから買って!クリスマスプレゼントを前借りさせて!

とのことだったのですが、サンタにそんなシステムありましたっけ…?

冒頭で質疑や政務に追われていると述べながら、まあ私も現実逃避に読んでしまいますよね。人間だもの。鬼のように強い意思は欲しい。

さて、登場キャラクターの中ではダントツで煉獄さん推しのわが家ですが、8巻に出てくる名シーンがちょうどツイッターでバズっておりました。

これこそまさに、ノブレスオブリージュの精神というやつですね。

ノブレスオブリージュとは、「高貴なるものの義務」と和訳されます。

ヨーロッパの貴族社会に端を発した概念で、相応の地位や能力があるものは、それを社会のために還元すべきだという考え方です。

逆に言うと当時の貴族社会は、こうした通念を一部貴族が強調しなければならないほど、堕落して私利私欲に財を使って庶民の反感を買う貴族が大勢いたということでもありましょう。

翻って現在の日本社会を見ると、「謙虚でありすぎること」がノブレスオブリージュを妨げる原因になっているケースが見られます。

本来であればその実力を持って、先頭にたって群衆を率いていくはずの傑物が「私では能力不足です」「リーダーというよりサポートタイプなので」と身を引き、その能力を存分に使わないまま埋もれてしまう…。

謙虚な美徳との裏返しではあり、そのバランスは難しいものです。出る杭は打たれるし、能力を伴わないでしゃしゃり出れば「勘違い」との批判を受けるでしょう。

それでもなお、今の日本の停滞した空気を打ち破るには、その能力を社会のために存分に振う人材が必要不可欠です。

才能の上に努力を欠かさない、そして後人のためには命を賭して先頭で闘う、煉獄さんのようなキャラクターが日本社会に溢れ出ることを願ってやみません。

とりとめもない話になりましたが、似たような系統(?)の漫画では「終わりのセラフ」もオススメであります。こちらは鬼ではなくバンパイアとの闘いです。

親しい人がモンスターになってしまい、それを守るために闘いやがて…というシナリオも親和性ありますね。

読書の秋もまもなくお終い。時には漫画から刺激を受けるのはいかがでしょうか。

それでは、また明日。

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おときた駿
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