国会の華・白熱の予算委員会!参議院だけにある「片道方式」ってなんだ?

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

いよいよ本日から、国会の華である「予算委員会」が参議院でもスタートしました。NHK生中継が入るということで、各議員も一層気合を入れて望む大舞台です。

私も明日に向けて自分の原稿調整・最終レクなどをしながら傍聴やテレビ視聴をしていたのですが、いやあ緊張してきましたね…。

バタバタしているので、今日は少し参議院に関する小ネタだけ紹介したいと思います。

実は参議院の予算委員会は、衆議院と仕組みが違います。というより、全国会の委員会質疑の中で、ほぼ参議院予算委員会だけに「片道方式」という独自のルールがあるようです。

片道方式・往復方式
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2019pdf/20191001120.pdf

通常の委員会質疑「往復方式」では、各委員に持ち時間が割り振られ、その時間内で質問・答弁の両方が行われます。

なので、答弁者がずっとダラダラしゃべっていると「話がなげえよ!」「答弁の引き伸ばしによる、質問つぶしだ!」という騒ぎになりますし、実際にそういうやり取りが衆院の予算委などではよく見られます。

結果、持ち時間が30分なのに、質問者が喋っている時間は7,8分程度だった…ということが起きるわけですね。

これに対して「片道方式」だと、質問時間のみがカウントされ、答弁時間中は時計が止まります。15分の持ち時間なら絶対に15分、質問者がしゃべれる。

これなら質問者は答弁時間を気にせずにじっくりと聞けますし、質問を細かく詰め込むこともできます。

答弁がどうなるかによってトータル時間が変わるので、委員会運営自体はやりづらくなる面があるかもしれませんが、質問者側にとっては有利な形式であると思います。

ちなみに都議会でも、すべて委員会質疑は「往復方式」でしたので、片道方式は新鮮ですね^^

ということで、明日の私の質問持ち時間は13分、トータル時間はその2.5倍で計算されて33分となっています。

短いことには変わりがないので、いかにわかりやすく実のある内容を詰め込むか、ずっと原稿を読みながらにらめっこしています…計算できるだけに準備が全てだ。。(私はきっちり原稿を用意して基本的に読む派です)

予定では明日30日の11時頃となりそうです。

意気込みはブイログでも語りました。意をキリキリさせながら直前まで準備を重ねて参りますので、ぜひご注目いただければ幸いです。

その後には財政委員会があってダブルヘッダー、こちらは「往復方式で12分」なので、瞬殺で終わりそうですけど。。

それでは、また明日。

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