こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
ラストの国会質疑準備に都知事選・都議補選の準備が加わり、Twitterを開く暇もないほど時間に追われております。選挙がくる!!という雰囲気です。
東京都の人口がついに1400万人を突破したとの報道とともに、れいわ新選組・山本太郎氏が都知事選挙に出馬意欲かという噂でにわかに永田町がザワザワしています。
山本太郎氏が都知事選へ出馬検討 れいわ新選組代表 – 毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200610/k00/00m/010/195000c結論から言いますと、山本太郎氏のこの動きは政治家として至極まっとうで合理的なものであるとともに、最終的には出馬しない可能性が高いのではないかと睨んでいます。
数ヶ月前の予想では、私は山本太郎氏は都知事選に高い確率で参戦していくると思っていましたが、コロナ禍で状況は大きく変わりました。
しかし主要政党がほぼ独自候補の擁立を見送る中で、れいわ新選組もなおさら埋没。このまま都知事選挙に突入し、衆院選を迎えれば党勢拡大は危ぶまれます。
そこで「出馬か?!」という気配だけでも見せれば、
・とにかく報道されて露出が増える(すでに成功)
・立憲などの出馬を嫌がる野党と、衆院選選挙区調整の交渉が有利に進むという効果があります。これはとても戦略的に正しい行動です。
特に後者については、リベラル票を相当獲得する山本太郎氏は立憲・共産などが推薦する宇都宮けんじ氏を大きく削りますから、擁立阻止に向けて全力で動くことは間違いありません。
衆議院支部長の擁立において、れいわ新選組は野党共闘にくみさず独自の動きを見せています。結果、野党共闘とれいわがカニバっている(競合している)選挙区があります。
こういうところの調整をバーター条件に、山本太郎氏は最終的には露出を獲得しながら都知事選挙から撤退するのではないでしょうか。
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「他の陣営を気にしてないで、自分のところに集中しろ!」
というツッコミをいただくかと思いますし、まったくそのとおりでありますが、やはり構図によって選挙戦略が決まるのでどうしても気にはなってしまうもの。
とはいえ、我々のやるべきことは(そう大きくは)変わらないので、一人でも多くの都民に私も推薦予定の「小野たいすけ」を知っていただくべく、全力で活動して参ります。
4年前の責任に向き合い、改革の旗は降ろさない。都知事選は「小野たいすけ」を推薦します
https://otokitashun.com/blog/daily/23598/あたらしい党と、都知事選への挑戦を表明された小野たいすけ @taisukeono 候補予定者による都政の意見交換会をZoomで開催。党員党友の皆さんにもフルオープンです。
「分かりやすい言葉に流されず、成熟した民主主義をつくりたい」という小野さんの誠実なメッセージが心に響く。都知事選はもう間近。 pic.twitter.com/bV50SJFU6e
— 小松 樹英(江東区) (@komatsumikihide) June 10, 2020
それでは、また明日。