こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は産後ドゥーラさんが来ている時間帯に登院し、記者会見にて衆院選マニフェストの原案・ベースとなる政策提言「維新八策2021」を発表いたしました。
ベーシックインカム検討、消費税率5%に…維新、衆院選の公約原案
https://mainichi.jp/articles/20210825/k00/00m/010/407000c明日には党公式HPにも資料が掲載されるとのことで、またこちらの詳細は追って取り上げたいと思います。
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さて、本日もお目々爛々の赤子を膝に、妙な体制でえっちらおっちらブログを書いているわけですが。
「政治って変わらない」「声を上げてもしょうがない」
と言われながら、実はけっこう変わるところは変わっているんですよね、という話をば。
その最たるものが子育て支援、とりわけ待機児童問題で、私が都議会議員になった8年前、「保育所に入れない」という陳情はトップクラスに多い案件でした。
当時の「保活」は、本当に熾烈なものだったと思います…。
そこから世論の高まりを受けて、保育所整備は急速に進み。東京都ではベビーシッター助成も導入され。
もちろんまだお困りの方は残っておりますし、改善が必要な面が多々あるものの、待機児童に関する陳情は驚くほど少なくなりました。
むしろ最近では「保育所を開設したい(のだけど自治体から許可が降りない)」という逆方面の陳情を受けるまでになっており…。
都内でもいくつかの自治体ではすでに、待機児童解消の見込みが立っているため、保育所の新設に対しては調整が入り始めているようです。
私に来る陳情の内容・質の変化を比べて見ても、まさにこの8年間での変化には隔世の感があります。
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このように、世論の高まりや民意を受けて、政治や行政も着実に変わっている面はあります。
ただ、そのスピードが致命的に遅い。待機児童解消にしても、政府が「エンゼルプラン」を立ててから何年を要したんだという話で。
選択的夫婦別姓にしても同性婚にしても、20年後には確実に実現していることはわかりきっているのに、政治的に今現在はスタックしている。
20年も要したら子どもが大人になってしまうわけで、「政治はきちんと変わっていきますよ、諦めないで」というメッセージを伝えつつ、実際にその変化を感じてもらえるように世論を温めてスピードを猛烈にアップさせていく。
このあたりがあたらしい政治家に求められている役割だよなと、改めて子どもの寝顔(いや、寝てない)を見ながら考えている次第です。
明日もがんばりましょう。
それでは、また明日。