河野太郎大臣の総裁選出馬で再燃した、政治家にTwitterブロックは許されるのか問題(私はミュート派)

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

河野太郎大臣に注目が集まっていることで、再び「Twitter(SNS)で有権者をブロックするのは是か非か」に注目が集まっています。

「政治家とSNS」については、以前からも論考を書いてまして、私はブロックよりもミュート推奨派です。

参考過去記事:
政治家・議員はいわゆる「クソリプ」にどのように向き合うべきか問題(2018年7月)
ついにTwitterに「クソリプ防止機能」搭載!けど、政治家はあまり使わない方がよい…のかも。(2020年8月)

河野太郎大臣がおっしゃるように、見ようと思えば外部から投稿内容は見れるわけですし、批判はされど政治家もブロック機能を使う権利はあると思います。

あると思いますが、自らの狭量を示すだけですし、「ブロックした」という行為自体がネタになってしまう。

また千正さんの指摘するように、「批判を見ることで自分を相対化・俯瞰する」というのも大事なことなので、あえてブロックはしない(むしろ見る)という心意気も大事なのかもしれません。

ただあえて政治家(有名人)がブロックを使うメリットをあげてみますと、

・精神衛生が健やかに保たれる
・罵詈雑言が罵詈雑言を呼ぶ(批判が広がる)という現象が減らせる
・リプ欄の治安が良くなる(見に来る人に不快な表現を目にさせない)

などでしょうか。

特に多くの人に発信を届けるという観点からすると、三番目はけっこう大事な気もします。罵詈雑言が飛び交っているところにあまり人は寄ってきませんからね。

ちなみに私の場合、ミュートしているアカウントがリプ欄で暴れていることに本人は知らず、周りから

「随分ボロクソ言われてるけど大丈夫?気にしないでね!」

と慰められることがあります。うん、気にしてないというか、気づいてない(ご心配ありがとうございます)。

とはいえ、千生さんが指摘するように批判を見ることも大事なので、心身が健やかなときにリプを「表示」して見たりはします。

そしてイライラして病んで寝る。笑

というわけで月並みな結論ですが、Twitterのブロック機能を使うかどうかは政治家の判断に委ねられ、それは選挙で有権者によって審判をされるということでしょうか。

政治家個人とその周囲にとって、「ブロック」によるメリットがデメリットを上回るかどうかはその人や状況次第という気がします。

果たしてSNSでブロックを多用する日本初の宰相が誕生するのかどうか、注意深く見守って参りたいと存じます。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。

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おときた駿
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