こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今週は月曜日から三泊四日で妻と長男が「宿泊型産後ケア」サービスを利用しにいきました。
事業の有無や内容は自治体によって支援内容は異なりますが、産前産後に日帰りや宿泊で身体や心のケアを受けられるサービスが最近は増えてきました。
江東区の場合、プロの助産師による授乳や沐浴アドバイス、乳児を預けての自由時間に1日3食の食事などがついて、宿泊型の場合は一泊8,000円で最長三泊四日まで利用できます。
特に出産後の母体のダメージは深刻ですから、新生児・乳児を抱えている方は行政機関に相談し、支援があればぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
ただ多くの場合、受け入れてもらえるのは母親と乳児のみ。
兄弟がいる場合は長期で宿泊するのがなかなか困難なのが実情であり、長期間の利用はしづらいのが課題です。
というわけで妻と長男がいない間、私は二人の娘と留守を預かることになりました。
宿泊型産後ケアのレポートは(多分)三次区議がしてくれるとして、私はその「裏側」の体験について書いてみたいと思います。
■
赤子がいないので、この間にこちらも読書や事務作業をガンガン進めて、睡眠を蓄えるぞー!!
という目論見は、初日から早くも崩れ去ります。
中1の長女はほぼ自立しているので、ご飯の支度くらいでほぼ手がかからないので良いとして、次女(4歳)がかまってモードに突入。
赤ちゃんがいる時は、色々と我慢していたんだなあ…と愛おしく思いつつも、大変なものは大変です(苦笑)。
結論からいうと三日間、ほぼやりたかった読書や事務作業は何も進まず、どれくらい進まなかったかといえば、真っ先に息抜きで読むつもりだったワンピースの最新刊(百巻)を1ページも読めなかったと言えば伝わるでしょうか。
闘いが…始まる!
■
まず最大のストレスは、お弁当づくりである。
そこそこ炊事はする私ですが、お弁当だけは超苦手で、申し訳ないけれどほぼ妻に任せてきました。
この小さい箱に主食・主菜・副菜をバランス良く詰める、正直意味がまったくわからない。この世の中が給食で満ち溢れて欲しい、心からそう思います。
次女を園バスで送り出し、幼稚園のお迎えバスは14時半。行ったと思ったら帰ってくるので、オンライン会議などをバタバタ済ませてすぐお迎え。
幼稚園から帰宅後は習い事のダンスや体操教室の送り迎えもしていると、あっという間に夕飯を作る時間になり、お風呂に入れたりママと電話したりしていると寝る時間です。
寝かしつけた後にメール返信やらブログの更新やらTwitterバトルやら…(消耗)。
そして水曜日は延長保育を利用。
延長保育を使うと最長17時半まで預かってくれて助かる一方、バスはないので少し離れた幼稚園までお迎えです。
そこで今日はお弁当の日だったのにスルーしてしまっていたという衝撃の事実が判明し、精神的に凹む…。
娘はあまり気にしてなさそうでしたけど、先生にもらったおにぎりだけではお腹が空いたようで、帰り道に「お腹すいた~」を連呼していて可哀想な気分に。。
そんな中、父親想い(?)の長女はお金を渡して毎日購買部でパンを買うことで納得してくれて、「今日は赤ちゃんいないからリビングで寝るわ~」とマイペースで過ごしていたようです。
■
つらつらと書いてみましたが、たった三泊四日とはいえけっこう心身ともに大変で、普段何気なく「二人いる」ということがどんなにアドバンテージであり、心の支えになっているかを痛感する期間となりました。
ひとり親家庭の育児、どちらかのワンオペ育児になっているところは、本当に大変だと改めて思います…。
赤ちゃんの夜泣きはないので夜間にまとまった時間は寝れたものの、疲労度でいうとプラマイゼロくらいかな…でも妻は回復したようなので、夫婦で見るとトータルプラス!
次女ともたくさんお喋りをして、大切な時を過ごすことができました。
兄弟を連れて利用できるようになればベストだけど、父親が少しチャレンジできる環境にある方は、お母さんと子どもが「宿泊型産後ケア」を利用することで新たな発見があるのではないでしょうか。
なにかの参考になれば幸いです。今日から夜中の授乳が再開だー!
それでは、また明日。