小池知事不信任案否決される!お姐以外「小池都政信任」へ

本日、昭和40(1965)年の黒い霧事件、平成20(2008)年新銀行破綻問題以来の令和初の東京都知事不信任案が上程されました。

かねてより報告していました通り、提案者はお姐でございました。

小池都知事への不信任決議がスピード否決 提出者の上田都議「都議会は古いまま」 2021.6.7 東スポ

【お姐以外全会派小池知事“信任”という驚愕結果】
 自由を守る会提出の「小池百合子東京都知事の不信任に関する決議」は、本日の都議会最終本会議において、1対125(都民ファーストの会、自民党、公明党、共産党、立憲民主党、東京みらい、東京維新、生活者ネットワーク、新風) の反対により否決となりました。
★お姐以外全員小池知事「信任」となった瞬間★


国政野党共産党、立憲民主党は「オリパラ中止!」と鼻息もあらいところではありますが、都議会では、彼ら彼女らも含め、自由を守る会・上田令子以外オリパラ開催を目指す小池百合子知事を「信任する」結果になりました。
たった一人「不信任」を求め立ち上がったその時私は議席で、前回の東京五輪パラの翌年、都議会解散の契機となった不信任案に思いを馳せておりました。
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▲ただ一人「賛成」で立ち上がるお姐

【昭和40年第1回臨時会(1965年5月19日)知事不信任決議案提案理由説明】
 議員提出議案第三号、東京都知事不信任決議の趣旨弁明を行ないたいと思います。
 いまや東京都の別名は伏魔殿といわれ、都政は、泥沼都政、都民からは見捨てられた都民不在の都政と、あらゆる都民の不信と憤りが込められて、いまや東京都政の上に暗雲がただよい、おおいかぶさっております。この暗雲を打破し迷いを解かなければ、もはや都民の都政への期待はあり得ないのであります。首都東京をりっぱな住みよい町にしたいと、黙々として東京の街づくりに協力している一千万都民は、苦々しい、ことばに表現できない気持ちで心の底から東京都政の立ち直りを期待していることと思います。私も都政の一端をになってきた者として、一刻も早く暗黒都政の暗雲を払いのけ、都民の信頼をかち得るためどうしたらよいかと、常にわが身を反省しつつ努力してきた一人であります。
 さて現今のように、都民からまた国民から政府からののしられ、都政も都議会も全身麻痺寸前にある現状まで行き詰まった原因はどこにあるのか、このことを私どもは都民とともに真剣に考え、これが病根を絶滅するため、抜本的対策の確立を必要とすると思います。私ども野党三派も重大なる決意のもとに、オリンピック後の東京都政のあり方については対処してきたところであります。(以下略)

【令和3年第2回定例会 2021年6月8日 知事不信任案決議案(提出者:上田令子)】
「小池百合子東京都知事の不信任に関する決議」(案)
小池百合子東京都知事は、日本国憲法第93条に定める二元代表制に反して、議会において答弁拒否に等しい不誠実な答弁を再三行い、都民及び都議会への説明責任を放棄した上、今般、深刻なまん延状況にある新型コロナウイルス感染症への対策を始めとする都政運営において、都民の生命・健康・自由を害する独断と無策を繰り返し、都の財政基盤を棄損し、都政を混乱させ、都民の信託と期待を裏切った。この責任は極めて重大であり、誠に遺憾の極みである。
 よって、小池百合子東京都知事の不信任を決議するものである。
手案者:上田令子

【民主主義の冒涜は令和の時代により悪化】
1965年の黒い霧ニセ証紙事件、2008年の新銀行東京への追加出資破綻問題以来、令和初の知事不信任案を本定例会で提出し上程されましたが、昭和の不信任議案が出された状況となんら東京都政が変わっていないことに慄然としております。さらにひどいことに、自由を守る会提出の「小池百合子東京都知事の不信任に関する決議(案)」につきましては、多数決により、提案理由説明の機会すらも奪われました。21世紀、令和の東京都議会は、民主主義を冒涜し都政に汚点を残すものと断じさせて頂きます。
 まず、地域政党「自由を守る会」は、小池知事の信を都議会に問うべく、渡辺大三幹事長名で「「小池百合子知事の辞職を求める請願書」を提出しましたが、今月3日、総務委員会は、実質的審査を経ずに、構成する都民ファーストの会、自民党、公明党、共産党、立憲民主党、生活者ネットが一致して継続審査とし、事実上、廃案に至りました。
 これが、本決議案を提出せざるを得なくなった契機です。

【小池知事の数々の暴走エビデンスベースを固め不信任決議へ】
 第一の不信任理由は、小池知事の遵法精神・コンプライアンス意識の欠如です。
 憲法は、国民主権、基本的人権・自由の尊重を根本原理としています。ところが、小池知事は以下のような行為により、憲法を蹂躙してきました。
1.一般質問内容の事前提出強要→憲法第93条(二元代表制)違反
2.地域政党自由を守る会への解党強要→憲法第21条(政治活動の自由)違反
3.昨年来、繰り返される答弁拒否・不誠実答弁→憲法第93条(二元代表制)違反
4.請願書「読んでいない」発言→憲法第16条(請願権)、請願法第5条(誠実な処理)、行手条例違反
これら全ての行為が、憲法第99条に定める知事を含む公務員の憲法尊重擁護義務に違反し、民主主義と自由主義を破壊しようとする企みとしか思えません。


 このように、小池知事は憲法秩序の蹂躙を重ねており、遵法精神・コンプライアンス意識に著しく欠如していることは明らかで、それだけで行政の長として不適任であります。
 第二の不信任理由は、新型コロナウイルス感染症対策における独断無策により、蔓延を拡大させ続けていることです。
独自策を打ち出すことなく早期対策を怠り感染拡大、失策の埋め合わせに巨額広告費12億円を支出。庁内調整もなく緊急事態宣言政府要望を出し、虹ステッカー事業等を独断専行、議会に諮らず専決処分を例年の4倍超乱発。基金残高を1兆円の9割方を使い果たし激減させ都債残高を約5千億円激増させてきました。
 東京大改革の変質は、コロナ対策を通じて、より一層、深まりました。「都民が決める。都民と進める。」は、「小池が決める。何も進まず。」に完全に置き換えられてしまいました。
コロナ禍に限らず、医療はコストではなく社会を維持するための戦略的投資です。ところが、小池知事はどれだけ医療現場を、そして、感染者や家族を暖かく顧みてきたでしょうか。
また、このような都民の生命・健康・暮らしよりも自らの地位と権勢を優先し、連綿とする小池知事の独断無策を都議会・各会派は、不信任決議案を否決することにより、容認してしまいました。その結果、都議会は知事の権威と独断無策に屈し、「ふるい議会をあたらしく」の理念を自らかなぐり捨てて、追認機関・翼賛機関になり果ててしまいました。

【お姐総括!】
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▲都議会恒例の知事の会派まわり。お姐の前は軽く会釈しただけで足早に去っていきました

このような都政の現状は、『失敗の本質』に描かれた75年前の敗戦に向かう日本の姿に重なります。このままでは「コロナ敗戦」が都政から生じることが危惧されます。
自由を守る会は、小池知事や知事を追認し付和雷同する都議会多数派とは一線を画し、来るべき都政決戦を戦い抜くことに決意を新たにすることを表明し、現任期最後の定例会を締めくくり、都民の自由と暮らしを守ることを固くお約束いたします。

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自由を守る会代表 上田令子チャンネル

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