2023年10月11日:パート2 21時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。熱い紅茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。ネットで世界の最新ニュースをチェックする前に、シリーズの続編(その5)を書いてしまおう。 本日午前9時30分から、2週間ぶりの庁議に出席。恒例となっている冒頭の知事の「パワースピーチ」のテーマは、次の3つだった。 12月に訪問を予定していたイスラエルの現状、長期滞在型観光戦略の練り直しと職員の「感度」の重要性、個人的な体験から痛感した女性活躍推進の課題だ。 最初の2つの話題が重い話だったので、最後に(2年前の庁議でも語った)私生活のエピソードに触れつつ、女性活躍の難しさを語った。全体のバランスを取るためだ。 あえて外に言う必要のないことは言わない。が、このブログシリーズでも前述しているように、群馬県知事には、個人的に「バレると都合の悪い秘密」などというものはない!!(キッパリ)良かったような、逆に寂しいような…。(笑) 過去の人生で上手くいったことでも、失敗したことでも、(そうする必要があれば)ちゃんと説明出来る。 そもそも、欠点だらけの人間で、愚かな過ちを繰り返して来たことを、自ら認めている。今さら、カッコつけても仕方がない!(苦笑) え?時として、私的なことまで庁議で言及する理由は何なのかって?!何度も言っているように、自分にとって知事という仕事は、「全人格を賭けた戦い」だ。 だからこそ、知事の考え方や人間性(長所や弱点)等も、同志である職員(幹部)の皆さんには、知っておいて欲しいと考えている。 そんな観点から、自らのプライバシーに関わることでも、「皆と共有していた方がいい!」と感じる時は、周りに伝えるようにしているのだ。 実際、公務と政務は常に関連している。時として区別が難しい場合もある。 それはそうと、なぜ、このシリーズの連載を決めたのか?!それは、県内に「オレ(私)は、知事に影響力がある」「水面下で選挙を手伝っている」「この事業や政策は、オレ(私)のアドバイスだ!」みたいなことを喧伝している複数の輩がいるからだ。 こうした「自称:知事の側近」を名乗る人々が発信する間違った情報が、まるで事実であるかのように流布されている!特に困っているわけでもないが、放っておくのも不愉快だ。 都道府県知事の権力なんて、大統領制の米国の州知事や韓国の州知事に比べたら、大したことはない。しかも、議院内閣制の日本では、有力な知事が「そのまま国のトップに選ばれる」可能性もない! が、それでも、群馬県知事には、約8千億円の予算の調整権と執行権がある。県の事業に関わっている企業や、県の許認可が必要なビジネスに携わる人たちが、様々な手段を駆使して「知事に近づこうとする」(=都合のいい影響を与えようとする)のは当然だ。興味を持ってもらえるのは、むしろ嬉しい! 同様に、知事や県政に関する情報を集めようと奔走する気持ちもよく分かる!だいいち、知事である自分だって、県にとっての重要人物に関わる情報には敏感だ。常に続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』