2025年5月23日:パート2 夕方。東京から高崎に戻る新幹線車中からのブログ。 前回のブログ(その①)で、「県有施設あり方見直し委員会」に言及した。この委員会設置をめぐる経緯を、改めて説明しておきたい。 前回のブログで、知事就任直後に「県の財政が思った以上に逼迫している」ことが判明したと記した。 もちろん、これは群馬県に限ったことではない!!そもそも、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加など、地方財政をめぐる環境は厳しさを増している!! 財政再建の方策を検討する中で、設置から長期間が経過した多くの施設があることに、改めて気づいた。社会情勢大きく変化する中で、そうした施設に対する県民の利用需要も変化している点を、よく分析する必要があると考えた。 こうした流れを踏まえ、県有施設について、その必要性を改めて議論し、運営形態の見直しや廃止、縮小を含めて施設のあり方を見直すことが不可欠だという結論に達した!! 正直言うと、自分が知事になる前に、こうした議論が無かったこと自体がおかしいと感じている。 そこで、県有施設91施設を、次の4つ視点から見直すことにした。(1)県の支出超過が大きいもの。(2)近い将来に多額の改修費が見込まれるもの。(3)他県の見直し事例などから民間活力の活用等が見込まれるもの。(4)利用者数が低迷しているもの その結果、見直し対象とする10施設を選定し、あり方見直しの検討に着手したのだ!!どう考えても、普通の流れでしょう?! 「県民会館の存廃」が議論の俎上に上るのは、当然の流れだったと言える!! 令和元年の11月に見直し対象施設の選定を開始。その後、91施設についての基礎調査、22施設のヒアリングを行った。 続けて、令和2年の1月に、外部有識者による「県有施設のあり方見直し委員会」を設置。第1回の委員会を開き、2月の当初予算発表時に、見直し対象とする10施設を公表した。 その後も、市町村や関係団体等との意見交換や、対象施設の現地調査、第2回の見直し委員会の開催等を実施。同年の10月に「中間報告」を公表した。 更なる議論を経て、令和3年の3月に「最終報告」を発表したのだ。上述したように、丁寧なプロセスを踏んでの結論だった!! 加えて言うと、外部有識者による委員会で「県有施設として存続させる必要性は低い!」という方針が発表された後も、4年間かけて「様々な選択肢」を検討したの続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
県民会館廃止の決断に関する誤った認識に反論する!!:②〜続:明確にしておきたい知事の覚悟!!
