辞職した南波和憲前県議に対する東京高裁の連座適用(5年間立候補禁止)判決に関する知事発言の真意①

2019年12月28日:パート2 夜。温かいミルクティーを飲みながら、MacBook Airのキーボードを叩いている。 前回の知事会見(12月19日)で、記者の1人から、「東京高裁が前日に県議会の重鎮だった南波前県議に対して選挙違反の連座制を適用し、5年間の立候補禁止を決定した」ことについての考えを聞かれ、知事としての見解を述べた。今回のブログでは、その発言の真意について説明する。 その前に、この事件の概要について触れる。県民以外にも、このブログの読者は大勢、いるからだ。 本年4月の群馬県議会選挙(吾妻選挙区)で、県議会の重鎮である南波和憲自民党県議が、7回目の当選を飾った。が、再選を果たしたとはいえ、選挙戦では思わぬ苦戦を強いられた。若い有力新人候補(元中之条町長)の勢いに押され、前回(8年前)より得票を約7千票減らしての辛勝だったからだ。 ここから、意外な(残念な)展開が待ち受けていた。5月の下旬になって、その南波県議(当時)が突如、辞職を表明したのだ。報道によると、県議会や自民党県連側に伝えられた理由は、「県議選をめぐり、陣営の続きをみる

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