2025年11月13日 20時。東京から高崎に向かう新幹線の車中で、パソコンのキーボードを叩いている。 16時30分から、党本部で、古屋圭司 自民党選対委員長と面会した。高市早苗総理の兄貴分であり、先輩議員でもある古屋さんは、相変わらず優しい。ちゃんと話を聞いてくれた。 多忙な選対委員長に時間を作って頂いた目的はただ一つ。温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録運動をめぐる「ある誤解」を解き、改めて支援をお願いをすることだ。 ユネスコ無形文化遺産登録に関しては、他にも有力なライバルたちがいる。どれも素晴らしい候補だとは思うが、国会議員の間でひとつ、「誤った認識」が広がっているようだ。 それは、「温泉文化は後発なので、先に頑張っていた候補に順番を守るべき!」という理屈だ。が、温泉文化をめぐる運動にも、実は長い歴史がある。全国的なネットワークだって、かなり早期に整備されていた。 「温泉文化」を登録するための準備が遅れたのは、すでに国内で文化財として認知されている他の素材と比べて、登録の手続きを整えるのが難しい案件だったからだ。 断っておくが、より扱いの難しい「温泉文化」が後回しにされたからと言って、(国益のため)少ない人数で数多くの案件に懸命に対応してくれている文化庁の姿勢を批判するつもりはない!! 逆に、文化庁の歴代の担当者の方々には、知事の会の事務局長として、心から感謝している。少し前からこの難しい案件に真剣に向き合い、温泉文化が登録の条件を満たすための様々なアドバイスや後押しを頂いているからだ!! そのことを申し上げた上で、強調したいのは、(過去のブログでも触れたが)世界の文化遺産戦略が「保存」から「活用」へとシフトしている現実だ。 実は、磨き上げれば「独自の文化」になり得るのに、今までは文化として認識されていなかった素材を掘り起こし、遺産として活用することこそ、時代に合ったアプローチなのではないか?! 世界の潮流を見ると、すでに国内で文化資産としての価値が認識され、世界遺産登録のための条件を整備しやすい案件から順番にやっていくという考え方ではなく、国家戦略として「今、何が最も国益に叶うのか?」という観点で優先順位を続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
古屋圭司 自民党選対委員長を訪問〜「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録運動」への支援を改めて要請!
山本一太