本日の庁議で言及したユヴァル・ノア・ハラリ博士の「サピエンス全史」〜虚構を信じる人類の大いなる

2020年6月9日 昼過ぎ。知事室からのブログ。食休みをしながら、パソコンのキーボードを叩いている。 午前9時15分。数週間前に任命した企業管理者が初めて登庁。知事室で15分ほど、言葉を交わした。「ええ、群馬での滞在は2週間になります。少しづつ群馬の雰囲気が分かって来ました」とのこと。 改めて、「民間で培ってきた知見を生かして、ぜひ、群馬の発展のために力を貸してください」とお願いした。新型コロナの状況にもよるが、どこかで一度、食事に誘うつもりだ。お互いの性格や考え方を知るためにも、ゆっくり話す時間が要る。 午前9時30分。週1回のオンライン庁議。すっかりお馴染みになった冒頭の知事挨拶では、イスラエルの歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ博士の世界的ベストセラー「サピエンス全史〜文明の構造と人類の幸福」を取り上げた。次のような趣旨の話をした。 「『知の巨人』とも言われるハラリ博士によると、人類が生き延びて来られた理由は、他の動物にない『見えないもの(虚構)を信じる力(=認知革命)』を身に付けたからだそうです。つまり、何かを予想し、先回り出来る(=備えられる)のは、人間だけだということです。」 「新型コロナウイルス対策の基本は、第2波、第3波の発生を想定して準備しておくこと。新たな感染が発生した時に、落ち着いて対応出来る態勢を整えておくことです。」 「例えば、この週末から始まった県独自の宿泊費補助キャンペーンで、県内の観光地に続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』