2020年7月5日 夕方。高崎市内のカフェにいる。 たった今、武藤健康福祉部長から電話があった。本日のPCR検査(20件)は、全て陰性とのこと。が、気は抜けない。明日の検査には、昨日、陽性が判明した方の濃厚接触者が含まれているからだ。 今日も街中の店舗や、駅周辺の商業施設を見て回った。群馬県最大の経済都市である高崎に「新しい日常」が戻っている。昨日、県内で1名の陽性が確認されたものの、全体としては落ち着いた状況が続いている。何度も言うように、県民の方々が「新しい生活様式」を実践してくれているからに他ならない。(感謝) ただし、いくら1人1人の県民が努力しても、県外からのウイルスを遮断することは不可能だ。例えば、県外から来た無症状の陽性者が群馬県で発症し、感染者と判定されたら、途端に様々な影響が出る。ここが難しいのだ。 そう言えば、先週の日曜日(日本時間の月曜日)、新型コロナ対策で一躍、脚光を浴びているクオモ・ニューヨーク州知事が、米国の有名な報道番組「Meet the Press」にオンライン出演していた。司会者のチャック・トッド氏から、「全米の多くの州で感染が急拡大していることをどう思うか?」と聞かれたクオモ知事が、こんなふうに答えていた。 「ニューヨーク州では何とか押さえ込みに成功した。が、他の州で感染が拡大しているのは、もちろん心配だ。我々は1つの国にいる。他の州から感染者が入って来て、再び感染が広がるのを恐れている」と。 言うまでもなく、群馬県が最も注視しているのは、東京都の状況だ。 本日、その東京で、111人の新規感染者が確認された。前日より数が減ったとはいえ、4日連続の100人超えだ。さっそく、首席補佐官と電話で話をした。明日の午前中にもう一度、情勢を分析する。午後のどこかで、臨時記者会見を開くことになるだろう。この後、2人の副知事とも電話で協議する。 それはそうと、昨日の昼、宇佐美友章メディア戦略アドバイザーが高崎の自宅に来続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』