地元紙(上毛新聞)の連載(変革 山本県政1年)に注目〜県議会との新しい関係の構築こそが今後の鍵。

2020年8月2日 午前中、武藤健康福祉部長に電話した。休日なのに、ごめんなさい。最新の新型コロナ感染の経緯について、聞きたいことがあったからだ。今日も、夕方までには、県内の検査結果が判明する。分かり次第、報告があるはずだ。 陽性が判明すれば、(管轄の保健所とも協力して)迅速に対応する。感染拡大の芽を早期に摘み取る作業を繰り返していく。これ以外にはない。 少し前から、地元の上毛新聞社が、一面に「変革 山本県政1年」というシリーズを掲載している。スゴく面白い。第4回目の今日は、議会対応について。「非常時続き対立回避」というタイトルだ。 知事に対する評価や批判を冷静に分析しつつ、過去1年の実績や今後の課題に言及している。厳しい指摘もあるが、すっと心に落ちる部分が多い。 なぜ、説得力があるのか?先ず、トップマネージメントを含む関係部局の職員に、直接、話を聞いている。加えて、外部アドバイザーからも直接、情報を収集していると聞いた。もちろん、当事者である知事の見解も聞いて来る。努力して開拓した情報源を活用し、現場を取材する。これこそ、ジャーナリズムの基本だと思う。 当然、かなりの数の県議を取材している。日頃から、真面目に付き合っているからこそ出来ることだ。毎回、県内の有識者のコメントも掲載している。全体として中立的で、バランス感覚がある。ここらへんは、県内に幅広い人脈を持つ地元紙の強みだろう。 だから、知事の動向を知りたがっている東京の友人たちにも、メッセンジャー等で内容を知らせている。彼らは、こう思っているに違いない。 「ブログで全力疾走しているのは分かっていた。大変だと思うけど、1年間、インパクトのあることを、やって来たんだな。頑張ってるじゃないか」と。 少し残念なのは、「山本知事のスピードや新しい発想に戸惑う県議会」みたいな構図ばかりが強調されていると感じることだ。大勢の県議に話を聞いているなら、記者たちだって、きっと分かっているはずだ。「若手、中堅の県議の中には(いや、ベテラン県議の中にも)、この1年の山本県政を前向きに評価してくれている人たちがいる」ということを。 「そもそも地方議会は古い体質で、デジタルなんて言っただけで拒否反応がある。」「古参の議続きをみる

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