県内の新型コロナ感染拡大事例(その4)〜車による移動で感染が拡散したケース。

2021年6月13日 午前11時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンを起動させた。市内の視察に出る前に、本日最初のブログを書いてしまおう。 県内の保健所長と知事の意見交換会を、定期的に行っている。前回の会議で、ある保健所長がこう言った。 「知事がブログで具体的な感染事例を紹介してくれている。これは、県民に『何を気をつけて欲しいのか?』を伝える点で、とても意味があると思う」と。 その言葉を思い出しながら、今回も、県内で実際に発生した感染の具体的事例について説明する。毎回、言っているように、こうした具体例を示す目的は、「より多くの県民の方々に、新型コロナを自分ごととして捉えてもらう」ことだ。ブログ末尾に添付したスライドにも、分かりやすく整理してある。 この事例は、4月から5月の間に県内で起きた「車移動による感染拡散」のケースだ。 概要を説明すると、ある会社の社員が、上司と一緒に自家用車で1時間ほど出張した。さらに、同じ社員が、別の日に、違う部署の同僚2名とも、2時間ほど社用車で営業の外回りを行なった。乗車時は、全員マスクを着用していたと聞いている。 その後、本人を含め、同乗していた上司や同僚、また違う部署の職員等、少なくとも5名と、取引先の応対者1名の感染が判明した。 続きをみる

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