ブランド総合研究所の都道府県魅力度ランキングの問題点を徹底検証する:その2

2021年7月19日:パート3 23時30分。NBC等の最新ニュースを見ていたら、あっという間にこんな時間になっている。明朝は、早朝に起きて、右肩のリハビリ治療を受ける。急いで、「都道府県魅力度ランキング」に関するブログの続編(その2)を書いてしまおう。 このランキングを検証した結果、ハッキリ分かったことがある。それは、「この魅力度ランキングなるものが、都道府県の『魅力度』を適切に反映した指標とは言い難い」という事実だ。そう結論付けた理由は、次の3点に集約される。(1)魅力度を1つの項目のみで評価していること。(2)回答に対する配点が不自然であること。(3)下位の25県が僅かな点数内にあり、順位が容易に変動すること。 先ずは、(1)の「魅力度を1つの項目だけで評価している」点について解説する。ブログの末尾に添付したスライドを見て欲しい。 そもそも「魅力」とは、(辞書によると)「人の心を引きつけて、夢中にさせる力」のことを指す。地域の魅力、すなわち「人の心を引きつける力」をランキング化するのであれば、その地域の産業、観光、居住環境、食文化など、多角的な指標によって、総合的に評価すべきであることは言うまでもない。続きをみる

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