2021年7月22日:パート3 20時過ぎ。熱い紅茶を飲みながらのブログ。 たった今、本日、全国の都道府県で確認された感染者数の全国マップ(NHK)を、チェックしてみた。驚いたことに、関東地域では、今日も群馬県(16人)の陽性者が最も少ない。北関東地区では、隣県の栃木県が33人、茨城県が86人となっている。 最も懸念すべきは、東京都が2000人近い感染者(1979名)を出していることだ。隣接する埼玉県も510人。先週に比べて急増している。加えて、やはり県境を接する新潟県の感染者(37人)が、ジワリと増えている点も心配だ。 群馬県を取り巻く情勢は益々、厳しくなっている。が、ここが踏ん張りどころだ。明日、何人かの保健所長に電話を入れ、激励する。皆さん、連休中も気を抜かず、しっかり対応していきましょう! さて、ここからは、「都道府県魅力度ランキング」に関するブログの続編(その5)を書く。これまでの連載では、この魅力度ランキングの信頼性や妥当性を疑わざる得ない3つの理由を説明して来た。 ここで、改めて、同ランキングが抱える3つの問題点を整理してみたい。県民の皆さんには、ぜひ、このことを正しく理解していただきたいと思う。(1)「魅力度」を測る調査としての妥当性に疑問があること。 過去のブログでも指摘したように、このランキングでは、「魅力度」を測るための多様な要素が調査、分析されていない。したがって、「魅力度ランキング」という名称自体が不適切だ。 「魅力度」を適切に示していないランキングであるにもかかわらず、「都道府県魅力度ランキング」との名称で各都道府県をランク付けすることで、下位の地域に「魅力がない」との誤認を生じさせる可能性が高い。(2)「ランキングの信頼性」が担保されていないこと。 調査の方法や、それに基づく順位付けに関して、統計学的に不正確だと思われる部分がある。そもそも不正確な分析を踏まえた順位付けに、信頼性があるとは到底、思えない。 最もおかしいと感じるのは、ランキング中位以下の地域に関しては、標本から得られる票数の差が極端に小さく、統計的な「誤差」によって順位が容易に変動すると考えられることだ。毎回、同ランキングで注目を浴びるのは、「どの都道府県が最下位になるか?」という点だが、誤差の範囲内で決まる順位を、どう信用したらいいのだろうか?!(3)社会的な影響力を踏まえた十分な情報公開が行われていないこと。 今回の調査、分析を通じて、魅力度ランキングの信頼性と妥当性に問題点があることを再確認した。が、ローデータ(生の数値)が非公表のため、より深い検証を行うには限界があった。 「得点の配分に極端な差異があるのはなぜか?!」「統計的誤差の影響をどう認識し、どんな修正をかけているのか?!」「その誤差の影響を考慮してもなお、なぜ最下位の順位まで発表しているのか?!」 「都道府県魅力度ランキング」との続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』