伊勢湾台風で街がきれいに?議長に抗議文提出へ

伊勢湾台風で親兄弟、子どもたちが数多く流され1,000人をこえる犠牲者を出した南区白水学区では、減税日本所属議員の「伊勢湾台風で街がきれいになった」発言に対して、一斉に怒りの声が上がった。

「明後日26日、開催予定の伊勢湾台風60年慰霊祭に向け、台風で亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、2度とこのような災害を招かないよう、住民が一丸となって取り組みを進めている中で、このような発言が議会でなされ、怒りを禁じえない。市会議長に対し抗議文を準備している。」と怒りをあらわに。「党首である河村市長も責任を逃れることはできない。」と続けた。

また、伊勢湾台風の被害で児童142人の命が奪われた白水小学校では、伊勢湾台風被災者の方々による語り部活動が続けられている。語り部活動を行っている地域住民からは「大人がこんな認識では、いったい子どもたちに何を伝えればいいのか」と困惑の声も聞かれた。

伊勢湾台風60年の今年、議会でこのような発言がなされたことは極めて遺憾なこと。謝って済む話ではなく、まさに責任の取り方が問われている。

■ 前田市議(減税日本ナゴヤ:瑞穂区)の発言の全文
「えっと、防災減災対策を進めるにあたりまして、私はあの~、古地図を利用したらいいのではないかと考えています。で、私の住んでおります瑞穂区の穂波学区におきましては、やはり、あの~、伊勢湾台風のせいで街がきれいになったということを聞いております。やはり歴史が物語っていると思いますので、古地図を使った防災、災害対策をつくるべきではないでしょうか、いかがでしょうか。」
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横井利明
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