岐路に立つ町内会

長い伝統と歴史を有する町内会の秋まつり。高齢化や世帯の共働きが進んでまつりの担い手が減る一方、町内会の会費も以前ほどは集まらず、まつりの費用の工面に苦労する町内会も少なくない。また、子どもの数が減少したことで、子ども神輿の担ぎ手もないばかりか、お供えのお菓子をふるまおうにも、お菓子を食べる子どもがいない。

私の所属する町内会でも秋まつりの縮小案について町内会の総会である常会で議論されるまでになってきた。一方、お隣の町内会は、子どもがいないからとの理由で、今年度の秋まつりは中止している。

少子高齢化、町内会加入率の低下などで、地域のつながりがだんだん希薄になりつつあるなか、秋まつりにとどまらず、地域住民の親睦や防犯・防災活動などの場として存続してきた町内会自体のあり方も問われている。その一方で、東日本大震災以後、「いざ」という時の互助組織として見直す動きもある。時代に合った組織として、町内会がどう生き残ればいいのか、まさに岐路に立たされている。
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横井利明
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