東日本大震災から12年
東日本大震災から3月11日で12年を迎えた。関連死も含め死者・行方不明者は2万2,212人に上っている。東北地方を襲った大津波で奪われた多くの尊い命を悼むとともに、この地域における災害対策をさらに進めなければならないとあらためて決意した。
■ 鋼矢板二重締切工による津波・高潮対策
山崎川においては河口付近から新瑞橋まで、鋼矢板二重締切工による液状化・津波・高潮に強い堤防工事がほぼ終了している。また、天白川においても鋼矢板二重締切工による事業を柴田、白水、千鳥学区でほぼ終了した。今後は星崎地区へ。
■ 大江川
環境影響評価も終え、令和6年から大江川の埋め立て工事が始まる予定。これにより大江川河床に残された22万㎥の重金属汚泥対策についても進むことになる。
■ 堀川・新堀川
未だ、津波対策は進んでいない。堀川口への津波水門の設置とともに、明治町・内田橋地区における堀川堤防の津波高潮対策が急務。
■ 地震による火災対策
南区呼続、桜、春日野、笠寺、星崎地区には狭隘道路が多く残っている。今後区画整理の予定もないことから、このまま狭隘道路が残されることになる。今後、狭隘道路解消条例の制定とともに、対策工事を予算化し、火災による延焼防止対策を強力に進めている必要がある。
■ 避難所の空調
中学校体育館の空調については順調に工事が行われているが、小学校体育館の空調工事が未だ工程が決定していない。今後、早急に進むよう財政的な手当てを含めた対応が急務。