LA al fresco(ロサンゼルス市アルフレスコ)

文化や生活習慣、国民性の違いがコロナに対する施策を真逆にする一つの例について説明したい。

LA al fresco(ロサンゼルス市アルフレスコ)は、感染症拡大の中、屋外での飲食を規制する規則を一時的に緩和することで、飲食店が安全に再開できるよう支援し、顧客と従業員が物理的距離を維持できるようにする施策を開始した。

2020年5月29日、ロサンゼルス市ガーセッティ市長は、ロサンゼルス郡公衆衛生局と連携し、新型コロナウイルス感染症で大きな打撃を受けたレストランの屋外での食事の機会を支援するため、LAアルフレスコを開始した。 

LA アルフレスコの第1段階を通じて市は、飲食店から申請があった場合、「歩道」「専用駐車場」における屋外での飲食の許可を開始。また、2020年6月26日に開始された第2段階を通じて、市は「路上駐車スペース (パークレット) 」「車線閉鎖」「道路閉鎖」等による屋外での飲食に対する承認を開始した。

なお、申請者の施設に隣接する道路、歩道、私有地に飲食エリアを設置する場合、LADOT(ロサンゼルス市交通局)が道路と飲食エリアを区分する障壁を提供・設置するとともに、傘の無料提供もおこなった。

愛知県や名古屋市では新型コロナが感染拡大する中、飲食店の閉鎖要請や時短要請を進めコロナの封じ込めを進めた一方、ロサンゼルス市では飲食店における道路空間の規制緩和を進め、屋外空間を活用し客同士や客と従業員の離隔を確保しながら飲食店の支援をおこなったものであり、施策としては全く対照的。なお、ロサンゼルス市ではLA al frescoの恒久化を目指している。
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横井利明
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