死者・行方不明者が1万8,000人余にのぼる東日本大震災から、今日3月11日で9年が過ぎました。犠牲となられた方々のご冥福を祈るとともに、未曽有の震災の記憶と幾多の困難を乗り越えた復興の取り組みを風化させることなく、いかにまちづくりに、また市民の皆さまの防災意識の向上に活かすことができるかが課題となります。
さて令和2年度予算には、南海トラフ地震や巨大台風による被害を想定した南区におけるさまざまな防災対策関連予算が計上されました。「南区の人口を増やす」という昨年の選挙での公約を果たすためには、南区がより安全安心な街でなければならず、防災対策はその要のひとつとなります。
■ 南区の防災対策(令和2年度予算)
・災害用食料等の備蓄
・地区防災カルテを活用した防災活動の推進
・避難所開設キットの配備
・同胞無線設備の設置(南区明治学区)
・山崎川の治水対策(名鉄名古屋本線陸橋の高架化)
・木造住宅密集地域における自主防災組織への初期消火資器材の導入
・震災消防水利の整備(耐震性防火水槽の設置:星崎学区)
・戸別訪問による防災用品を活用した地域防災力向上促進事業
・名古屋市総合体育館の天井等落下防止工事
・名古屋市総合体育館の窓ガラス飛散防止工事
・名古屋市総合体育館のトイレ改修
・山崎川堤防の津波高潮対策
・天白川堤防の津波高潮対策(愛知県)
・大江川の河口締切に向けた調査設計(名古屋港管理組合)
・名古屋臨海鉄道橋脚の耐震工事(名古屋港管理組合)
なお、名古屋市会では、東日本大震災で亡くなられた方々に対し哀悼の意を表するため、本日3月11日、地震発生の時刻(午後2時46分)に合わせ1分間の黙とうをささげます。市民の皆さまにおかれましてもご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。