文化財防火デー 富部神社で消火訓練

cache_Messagep134356昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいて制定された「文化財防火デー」。文化財を火災、震災その他の災害から守るとともに、全国的に文化財防火運動を展開し、国民ひとりひとりの文化財愛護に関する意識の高揚を図るのが目的とされている。

IMG_85911月26日の文化財防火デーでは、市内で唯一神社本殿が国の重要文化財に指定されている「富部神社(名古屋市南区)」においても消火訓練が行われ、南消防署消防士、呼続・大磯消防団員、富部神社氏子のみなさん約30人が富部神社本殿で火災が発生したと想定し、避難訓練や文化財等を運び出す訓練、初期消火訓練、放水訓練などを展開した。

cache_Messagep134357さて、富部神社は慶長8年(1603年)、津島市に鎮座する津島神社から勧請されたことに始まる。創建以来、「富部蛇毒神天王」「蛇毒神天王」「蛇毒神社」などと呼ばれていたが、明治に入り現在の「富部神社」と改称され現在に至る。牛頭天王と同様に素戔嗚尊と同体とされ、古くから疫病退散のご神徳をもつ社として、史資料に記されている。

おりしも新型コロナウイルス感染症が感染拡大する中での「文化財防火デー」。疫病退散の神をまつる富部神社の大神様の御神徳のもと、1日も早い新型コロナの感染収束をお祈り申しあげたい。
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横井利明
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