今から30年前の平成3年4月7日、横井利明は29歳で市会議員に初当選。それからちょうど30年が経過した令和3年4月7日、横井利明は自ら議員辞職する。
■ 議員辞職願提出
と き 4月7日(水)午後9時30分
ところ 名古屋市会議長室
※ 辞職理由は一身上の理由
30年間は正直、長かった。
市政に関する知識もほとんどないまま議員に当選した私は、このままでは多くの有権者の皆様の期待に応えることはできないと必死に勉強。小学校で教員をしていたことから、子どもの教育については相当量の勉強を重ねた。また、子育て支援や保育・教育などは自ら保育園を経営していたこともあり、かなりしっかり調査や検討を進めてきた。その中で、最もおもしろかったのが、市の財政問題。
一般的には、議員で財政を専門とすることは少ないが、アセットマネジメントや自治体経営、行財政改革について考えていくと、最後は財政にたどり着く。特に河村市政後は、さらに財政のおもしろさにのめりこんだ。
この30年間、どれだけ有権者の皆様のご期待に応えることができたのか、持続可能な市政の実現に寄与できたのかといえば、なかなか評価は難しいが、自分なりには精一杯務めてきたつもり。その議員生活もいよいよ明日でピリオドを打つことになる。
3月17日には自民党を離党、そして4月7日には市会議員も辞職する。すでに退路は断った。過去を振り返ることもない。もう私に残された道は「ナゴヤが、変わる。」の実現のみ。4月25日投開票の名古屋市長選挙に向け、市民の皆様と全力で立ち向かっていく覚悟だ。