税収ガタガタ!!

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により企業業績が悪化し、法人税収等が大きく落ち込んだ影響で、名古屋市の税収が大きく落ち込んでいる。名古屋市は新型コロナウイルス感染症に相次いで財源投入をしつつ、税収減にも対応を求められるなど、苦しい財政運営を迫られている。

さて、令和2年度当初予算で名古屋市は過去最高額の5,979億円の市税収を見積もった。しかし、予定された税収が確保できず、2月補正予算で、税収見積もりを77億円下方修正する。年度途中で市税収入を減額補正するのは極めてまれなことだ。

なお、名古屋市は市税収入等の減額や新型コロナウイルス感染症、経済対策等に対応するため、減収補填債や調整債211億円を2月補正予算で発行する。

■ 令和2年度市税等の減額(2月補正)
〇 市税の減収 ▼77億2,400万円
(内訳)
 個人市民税 ▼2億9,600万円
 法人市民税 ▼45億2,500万円
 固定資産税 ▼21億5,500万円
 市たばこ税 ▼1億7,100万円
 事業所税 ▼2億3,500万円
 都市計画税 ▼3億4,200万円

■ 他の歳入の減額
〇 地方譲与税 ▼4億8,800万円
〇 県税交付金 ▼9億4,400万円
〇 地方交付税 ▼12億563万円
〇 臨時財政対策債 ▼33億9,000万円
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横井利明
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