よさこいチーム「いりゃあせ南都(代表:大村弘美/本拠地:南区笠寺)」新演舞発表会がおこなわれた8月18日(日)、ヨコイも南都の応援団長として、会場である大磯小学校体育館に出かけた。
今年度の南都のよさこい踊りのテーマは「戸部蛙(とべがえる)」。昨年は南区に広がる弥生遺跡「見晴台遺跡(みはらしだいいせき)」をテーマに踊っているが、南都の演舞は例年、南区の歴史文化にこだわって演舞テーマを決めている。これは、よさこい踊りを通して、南区の歴史文化を広く発信しようという南都の願いでもある。
南都は8月24日(土)、25日(日)におこなわれる審査を突破し、「戸部蛙」で日本ど真ん中祭りファイナルステージを狙う。応援をよろしくお願いいたします。
■ 戸部蛙
郷土玩具の一種。今から約400年前、戸部城主・戸部新左衛門という乱暴な殿様は、外出の折、面前を横切るものは、なんでも無礼打ちにしていた。ある日、新左衛門の面前を一匹のトノサマガエルがさっと横切った。お供衆は息を飲んだが乱暴な新左衛門も、その蛙の飛ぶ速さに心を奪われ、蛙は命拾いした。それから誰ともなく、“山崎(現在の名古屋市南区)越えたらとべ、とべ”と洒落るようになった。こうした言い伝えから、“命拾いをして無事にカエル”といった願いを込めて、瓦職人が粘土で蛙を作って焼き、それを笠寺観音の参道に並べて売った土産物が、戸部の蛙の始まりだとされている。