12歳から15歳の生徒の保護者の思いはさまざま

中学校PTAの会合に参加した6月21日、中学生を対象としたコロナワクチン接種の在り方について、保護者の皆様と意見交換を行った。すでに厚生労働省では、5月31日、12歳~15歳も公的予防接種対象とすることを決めている。

保護者の皆様からは「学校で集団接種で進めてほしい。」という声が上がる一方、「集団接種だと接種を強制的に感じてしまう人もいる。」と否定的な意見も出ていたが、多くの保護者の皆さんは「子どもの接種については、しばらく様子を見たい。」というのが本音だったようにも感じた。

一方、今週になって、中学校における稲武野外学習や小学校の中津川野外学習の中止が保護者に知らされ、子どもたちからは「悲しい」「思い出が奪われた」など悲鳴が上がっている。私も稲武野外学習や中津川野外学習がいい思い出となっているだけに、本当に心が痛む。

しかし、子どもたちの学びの機会や思い出をこれ以上奪わないためにも、また、1日も早い学校の正常化のためにも、学校現場におけるコロナワクチンの早期接種は避けられない。さらに今後、危惧される第5波では、感染力が強く若者への感染も多いとされるデルタ株が感染拡大する懸念も指摘されている。場合によっては、若い方々の間でも毛髪が抜けたり、味覚障害が残ったりする後遺症も報告もされていることから、早急なリスクマネジメントが必要だ。

そのためにも、特に中学生等の接種については、ただ単に接種券を配布するだけではなく、保護者や子どもたちの不安に寄り添うとともに、保護者や子どもたちへのていねいな説明が求められることは言うまでもない。決してうわさやデマに惑わされることなく、科学的で正確な情報をいかに提供していくのか、そして強制的とならないよう、いかに理解と納得のもとに接種を進めていくのかが重要だ。ていねいに、そして慎重に進めるためにも、直ちに議論を始めなければならない。
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ