伊勢湾台風60周年市民防災の集い

IMG_3237昭和34年9月26日、紀伊半島に上陸した「伊勢湾台風」は、全国での死者・行方不明者が5,098人と、当時戦後最悪の被害をもたらした。犠牲者の83%が愛知県や三重県など伊勢湾周辺に集中したのは台風による高潮が原因。とりわけ名古屋市の死者数は1,909人、そのうち南区の死者数は1,417名と被害が突出していた。

IMG_3239南区において被害を拡大させたのは、八号地や加福、木場町など名古屋港の貯木場から流出した膨大な量のラワン材。直径1m 、長さ10m 、重量7-8tにもなる大量の木材が高潮に乗り、住宅地に押し寄せた。巨大な木材は縦に転がりながら、家々を破壊。南区における犠牲者の多くは、貯木場の木材によるものとされている。

■ 伊勢湾台風記録
最低気圧 895hPa
最大風速 75m/s
最高海水位 3.89m(名古屋港)

IMG_3233さて、9月7日(土)午前10時から、大同大学滝春キャンパスにおいて、「伊勢湾台風60周年市民防災の集い」が開催され、南区内にお住まいの方々、実行委員のみなさん、防災関係者など大変多くの方々が60年目という節目に集った。

「市民の集い」では
・防災シンポジウム
・体験型イベント
・メインステージ
・当時の記録フィルム上映・写真展
・緊急車両展示
などを終日開催。伊勢湾台風の記憶を風化させない、そして次の世代の方々に伝えることに重点を置いたイベントとなった。

「伊勢湾台風60周年市民防災の集い」実行委員会の皆様、本当にお疲れさまでした。
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横井利明
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