小規模保育園から悲鳴が上がっている

小規模保育園とは、0~2歳児を対象に、定員6~19人と少人数で運営される保育園のこと。待機児童の約9割が0~2歳児であることから、小さなスペースでも開園できる保育園として国において制度化されたのが「小規模保育事業」。

小規模園の財政基盤は脆弱であることから、なかなかフルタイムの保育士を雇用することができず、子育て中のママが子育ての空いた時間を活用してパートで働いているのが実情だ。

その小規模保育園から悲鳴が上がっている。

現在、名古屋市内の保育園では新型コロナの感染拡大が続いており、100園弱が新型コロナによる臨時休園となっている。中には小規模保育園でパートで働いているママ保育士さんの子どもが通っていた保育園が休園になることもあり、保育スタッフを確保することが困難になっていることから、小規模園の中には臨時休園を検討しているところも出てきた。

また、通常の保育園でもその維持が困難になりつつある。体調に異常があったり、ご家庭で陽性者が出たり、ご家族が濃厚接触になった保育士は原則休んでいただいているのが実情だ。しかし、これだけ感染拡大が続いてくると、もはや保育をするだけの職員の確保がままならず保育園の維持が困難になりつつある。勢い、無理して働かなくてはならないのが実情であり、それがさらに感染拡大を招いている。

社会機能維持のためには欠かせない小規模保育園や保育園。医師や看護師、介護スタッフ、警察や消防職員などエッセンシャルワーカーの保育ニーズを確実に確保するためにも、保育園の登園自粛措置を早急に決断しないと、社会機能の維持そのものが困難になる。
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横井利明
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