6月27日(日)午後、職域接種に取り組む関係団体代表者の方々と、「コロナワクチン接種会場」を視察した。
これは、今後、職域接種に取り組む企業、地域、団体の皆様から職域接種会場の視察をし、課題を整理したり疑問点を解決したいとのお申し出があったことから、横井利明が関係者との調整を経て実現したもの。接種会場の視察に応じていただいたのは東郷町で世界を舞台に事業を営む「東郷製作所職域接種会場」。
土曜日は社員、日曜日は社員の家族のワクチン接種日となっていたことから、6月27日(日)に接種に訪れていたのは主に家族。随所に社員によるスタッフが誘導に立っていることから大きな混乱もなく、極めてスムーズに進行していたが、初日の昨日は、受付で渋滞が発生するなどさまざまなか所で課題が生じたという。
受付の処理人数は15分で15人。時間より早く来る人もあったが、時間まで待たせることなく、どんどん受付を行い、接種に回していた。最も困るのは遅れてくる人だという。1日300人の接種のうち、昨日接種に来なかったのは2人。スムーズに接種を運営するためにはあらかじめ「予診票」にしっかり書き込んでいただくことだという。なお、この日の接種体制は、問診の医師が1名、接種担当の看護師が2名、状態観察が1名の体制(1レーン)だった。
■ 当日の流れ
1. 受付
検温、身分証明書の確認、予診票記載の案内
2. 予診票確認
記載項目の抜け漏れ・不備のチェック、(2回目接種の場合)接種間隔や1回目接種ワクチン種別の確認
3. 予診(医師)
体調や持病を確認する等必要な診察を接種前に行い、予防接種を受けることが適当でない者または予防接種の判断を行うに際して注意を要する者に該当するか否かの確認
4. 接種(看護師等)
薬液を充填する(薬剤師等)も別に配置が必要
5. 接種済証の交付
接種したワクチンのワクチンシールを接種済証に貼用し、接種日・接種場所を記載する
6. 接種後の状態観察
アナフィラキシーや血管迷走神経反射等の症状が生じることがあるため、 一定期間(基本的に15分間)観察を行う。