特別養護老人ホームで民間医療機関によるPCR検査

これまでは学校や保育園、幼稚園などの教育施設や事業所等で感染者が出た場合、各区の保健センターにより濃厚接触者等全員にPCR検査を実施していた。しかし、オミクロン株による感染の急拡大を受けた業務の多忙化、また限られた人的資源を症状のある人に振り分けるため、さらに試薬入荷の見込みが立たないことなどから、名古屋市は濃厚接触者の感染の有無を調べるためのPCR検査を当面の間、原則行わないことを決めた。なお、今後は濃厚接触者はPCR検査を経ず10日間の自宅待機を求められる。

一方、特別養護老人ホームでは、濃厚接触者と判定されても、入所者にとってホームは終の棲家であり10日間の自宅待機というわけにはいかない。また、陽性・陰性を正確に把握することでその後の施設内の感染拡大を抑える必要から、1月27日には民間医療機関による濃厚接触者のPCR検査を実施した。事業所での保健センター以外によるPCR検査は極めてまれ。

2日ほどでPCR検査の結果が出るとのことだが、民間医療機関によるPCR検査は、今後一つのスタンダードとして定着するかもしれない。
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横井利明
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