桜神明社氏子総代の皆様、地元の皆様、そして横井利明も協力して令和4年9月9日に名古屋市文化財に指定された桜神明社古墳。その地を訪れた方に文化財を紹介するとともに、地域の方々に一層親しみをもっていただくための「史跡名勝標札」を設置するにあたり、標札の文案ができあがった。今後、桜神明社の関係者で文案をもんでいただき、3月31日までには「史跡名勝標札」が設置される見込み。
桜神明社古墳標札(案)直径約四二m、二段に築成された高さ約六mの大型の円墳と推定され、墳丘が良好に残存している。令和二・三年度の調査において、円筒埴輪、朝顔形埴輪、蓋きぬが形さ埴輪が出土し、それらの特徴から五世紀前半の築造と推定される。出土した蓋形埴輪は、近畿地方の蓋形埴輪との類似性が高く、桜神明社古墳の被葬者と近畿地方とのつながりがうかがえる。令和四年に市の史跡に指定された。
名古屋市教育委員会