名古屋市で過去最多となる239人の新型コロナの感染が確認された。新規感染者が名古屋市で200人を超えるのは初めて。なお、愛知県においても575人が新型コロナウイルスに感染。過去最多だった前日を大幅に上回り、2日連続で過去最多の人数となった。
■ 新型コロナ1日当たり新規感染者数
1. 239人(5月8日)
2. 177人(1月7日)
3. 165人(5月2日)
3. 159人(1月10日)
3. 157人(4月29日)
さて、名古屋市は、感染者に行動歴を詳しく聞き接触した人を見つけ蔓延を防止する「積極的疫学調査」に取り組んでいる。河村市長は積極的疫学調査により「名古屋のコロナ対策は日本一だ」と主張してきた。しかし、感染経路不明率も50％をこえる状況が続いているなか、どこに感染者がいてもおかしくない蔓延期に既に移行しており、積極的疫学調査だけで新型コロナの感染拡大を止めることは困難だ。積極的疫学調査で止まってしまった名古屋市のコロナ対策を、今こそさらに前進させるべき。
■ 市の取り組むべき課題
・感染が拡大する若者の無料PCR検査の実施(財源は国と県)
・市内のコロナ病床のさらなる確保
・愛知県と連携し周辺自治体や市周辺関係病院との病床の事前調整
・個別接種の拡大によるコロナワクチンの早期実施
「参考資料」
■ 年齢別新規感染者(5月8日名古屋市)
10歳未満 8人
10歳代 21人
20歳代 67人
30歳代 46人
40歳代 28人
50歳代 31人
60歳代 23人
70歳代 12人
80歳代 3人
90歳以上 0人
合 計 239人
■ 感染経路不明率(5月8日名古屋市)
感染者と接触歴のある方 97人
感染経路不明率 59.4%
■ 症状別内訳(5月8日名古屋市)
無症状 8人
軽症 219人
中等症 12人
重症 0人
重篤 0人合計 239人
■ 死亡者(5月8日名古屋市)
1人 (80歳代女性)
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横井利明