6月議会閉会/議案・請願等の賛否について/正副議長選挙

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

千葉県議会は昨日、6月定例会が閉会しました。

今議会で、私は県議当選後から4回目の代表質問を行いました。

連日、夜中まで原稿を書く日々が続き、また会派『千葉新政策議員団』の代表として請願や意見書案等の各種取りまとめや他会派との調整等を行うなど、体力も神経も使いました。

 

教員未配置や小児科医不足問題はあらゆる媒体に取り上げていただきました。引き続き、課題解決に向けて地元含む各関係機関と連携しながら自分の立場で改善・解決できることに最大限取り組んでいきます。

 

昨日は千葉県議会では正副議長選挙が行われました。

慣例で千葉県議会は1年毎、数の論理で正副議長ともに単独過半数を有する最大会派の自民党議員が通るために、実態としては自民党内で決定した人がそのまま正副議長になります。

また会派無所属でもすべて自民党と同じ賛否行動をする議員もおりますので、実質は自民党系の県議は多いのが千葉県議会の現状です。

 

選挙結果は以下の通り

出席議員 91名 (定数95名/現員93名)

【議長選挙 有効投票数86票/無効票5票】

〇滝田敏幸議員(自民党) 48票:当選

〇入江晶子議員(立憲民主党)15票

〇横山秀明議員(公明党)7票

〇水野友貴議員(千政団)7票

〇岩波初美議員(北総ダッシュ)5票

〇加藤英雄議員(共産党)4票

 

【副議長選挙 有効投票数90票/無効票1票】

〇實川 隆議員(自民党) 54票:当選

〇高橋 浩議員(立憲民主党)14票

〇赤間正明議員(公明党)7票

〇松戸隆政議員(千政団)6票

〇秋葉就一議員(リベラル民主)5票

〇三輪由美議員(共産党)4票

 

新旧正副議長がご挨拶に来られ、この一年お世話になった伊藤議長と山本副議長に激務大変お疲れ様でした、とねぎらいの言葉を送りました。

新議長からは公正公平な議会運営に努めていきますとのお話しがありました。新たな体制で千葉県議会もスタートします。

 

そして、今議会で執行部より提案されました議案はすべて可決されました。

6月補正予算が成立しましたので、千葉県は「千葉県孤立集落対策緊急支援補助金」により、孤立の可能性がある集落を有する県内市町村の孤立集落対策の取組を支援していくこととなります。

 

請願についてです。

今議会では6件の請願が提出されました。

(※要旨はそれぞれクリックしていただけると見ることができます。)

第29号「『契約に関する統計調査の結果について』の早期公開」に関することについて

第30号核兵器禁止条約に署名・批准を国に求める意見書の提出について

第31号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求める意見書の日本政府への提出について

第32号選択的夫婦別姓制度導入の国会審議を求める意見書の提出について

第33号教員の未配置を完全に解消するための千葉県の対策を求めることについて

第34号千葉県公文書管理条例の制定を求めることについて

 

我々の会派は第30号、32号、33号、34号を採択すべきとしましたが、自民党をはじめとする複数の会派や議員が不採択とし、残念ながらすべて不採択という結果となりました。

 

 

発議案は以下の通り。

 

 

【可決された意見書】

〇国における令和7年度教育予算拡充に関する意見書について

〇災害発生時における信頼性の高い情報連携体制の構築への支援を求める意見書について

〇地域における「こども誰でも通園制度」の制度拡充等を求める意見書について

 

 

今議会も事前に県民や各団体がご説明に来られました。

訴えてくださった請願等が通らないのは多数決の中では仕方ないことなのかもしれませんが、それでも、皆様の状況や想いを議場で伝え、粘り強く少数意見や多様な意見も聞き入れていくことが民主主義だと思っています。

 

9月定例県議会に向けた協議も今月末から始まります。

暑さに負けない身体づくりもしながら、健康的な充実した日々を送れるよう、時間を無駄にせず仕事に励みます。