明日が開幕のパリ五輪。アスリートの真剣さやパフォーマンスを応援しつつ、商業主義の実態などにも冷静に目を向けたい。「しんぶん赤旗」日刊紙では、連載「パリ五輪 光と影」として識者インタビューを掲載しています。とても学ばされます。これまでの内容を紹介すると--①〝平和の祭典〟の真価いかに希望は選手の発信(中京大教授、日本オリンピック委員会理事 來田享子さん)シンボルから前へ(一橋大学名誉教授 坂上康博さん)②社会的排除 市民の監視が重要(上智大学教授 稲葉奈々子さん)③トランス女性排除の逆流(関西大学准教授 井谷聡子さん)④膨らむ競技数 負担増に(スポーツライター 小川勝さん)⑤史上初の男女選手同数 発展阻んだ偏見の壁(本紙記者)今日の「しんぶん赤旗」では、五輪開会式に出演するダンサーら200人が労働条件と報酬格差の改善を求める抗議行動をおこなった、と報じています。低賃金や無償での労働、交通費や宿泊費の支給もないなどに対し、開会式当日のスト実施も通告しているとのこと。フランスでは昨年、酷暑が原因で5000人が亡くなっているといいます。東京五輪もそうでしたが、これほどの真夏の時期の開催自体も見直すべきではないのか。まさに商業主義の最たる問題であって、アスリート第一の運営となっていない象徴的問題です。国内では山形県・秋田県「緊急安全確保」が発令されるなど、大雨による被害が心配です。北海道でも昨日の大雨で上川管内・空知管内での被害があり、私は明日、紙智子参議院議員と深川市へ向かいます。【今日の句】選手らの努力は カネのためじゃない