山形・秋田の大雨被害に胸が痛みます。心からお悔やみとお見舞いを申し上げ、まだ行方不明の方の無事を祈るばかりです。今日は一昨日の大雨で浸水・決壊があった深川市多度志地域へ、紙智子参議院議員の調査に同行しました。
真下紀子・丸山はるみの両道議、地元の松原やす子市議・北名照美元市議もいっしょです。災害復旧は国と地方自治体が力を合わせてこそ進むので、このような連携が力になります。田中昌幸市長が直々にご説明くださり、市管理河川の決壊と農地への被害の詳細は、担当職員さんからうかがいました。昨年も水害が起きている地域で、樹木伐採など国の予算も付いてはいましたが、その実施前に大雨に襲われました。
雨竜川上流には利水用の鷹泊ダムがあり、雨量を見ながら放流するとの連絡はあったそうですが、急な大雨で対応できなかったといいます。これまでも市は、国・道へ事前放流についての要請をして検討もされてきたそうですから、実行へと進めるよう私も力を尽くしたい。浸水した水田を見ると、稲穂に土が付いているのがわかります。「まだ身がじゅうぶんに入る前だったので持ち直すかもしれませんが、ソバは厳しいかも」と田中市長。市としては未確認ながら「農道が崩れて圃場に入れない」との情報もあるそうで、被害の全容確認を進めるとしています。
被災農家は共済か収入保険に加入しているとのこと。しかし制度上、収穫予測の満額とはなりません。「コメは価格も上がってきており、全体として収入が増えていれば(被災分が)あまり見てもらえないかも」とは、きたそらち農協・岩田清正組合長。共済の充実は以前から拡充を求められてきたことですし、この機会に合わせて求めたい。夜はXのスペースで、今日は「教育現場について語る語る会」。道教組の川村書記長・椙木副委員長と、教員不足や多忙のリアルな実態を語り合いました。思わず力が入りました。
というのも、中学校教諭だった私。20数年前とは、学習内容も校務・業務も大幅に増えています。「教職調整額」という残業代に当たるものは4%だけで、それゆえ教師は「定額働かせ放題」と呼ばれてきました。業務量も労働環境もどちらも改善しないと、教師をめざす人は減っていきかねません。
川村書記長から、政府に対するパブリックコメントが18,000を超えたと聞きました。教育を良くしたいとの熱い思いは、間違いなく深いし広い。この課題は、明日も教職員後援会のみなさんと語り合います。
あらためて山形・秋田のことを思うと、眠れない不安を抱えている方が多いはず。まずは避難所などでの安心・安全が確保されてほしい。
【今日の句】政府には 能登に続いて 問われてる