こんな人が議員にならなきゃ

 4年前に3票差で失った知内町・花井やす子さんの議席。告示日の今日、無投票で返り咲きとなりました。第一声には多くの支持者が来られ、行く先々で激励されるほど待たれていた議席の回復です。

 登別市議を務めた後、親の介護で戻られた知内町でも町議となりました。みずからの人生を住民のためにと献身的に活動されてきた、誰にでも温かい花井さんのがんばりを多くの住民は知っているのです。

 花井さんは「今の政権は武器まで売ってしまう国にしようとしています。平和な日本がいいと、知内町からも声をあげましょう」と、平和への熱い思いも訴えました。団地から出てきた方は、「困ったことを聞いてくれる、こんな人が議員にならなきゃ」と、花井さんと握手。

 支持政党の違いを超えて、誰もが喜ぶ議席の回復です。応援くださった方に、私からもお礼を申し上げます。

 函館市に引き返して、本間かつみ・道8区予定候補と新聞社や団体などを訪問・懇談へ。函館バスさんでは紺谷克孝・富山悦子の両市議も合流し、主に運転手不足の現状をうかがいました。函館バスも、基幹路線で減便せざるを得ないまでに切迫しています。

 窮余の策として管理職も大型二種免許を取得し、必要な時には乗車しているといいます。函館バスは渡島・檜山管内も営業エリアで、郡部で運転手がいない場合は函館市から派遣せざるを得ません。運転手の年齢構成から見ても、新たな若い運転手確保は急務です。

 介護事業所では、ヘルパー不足の実態もうかがいました。ぼぼ毎日の支援を必要とする方や、障害がある方の生活支援も引き受けてきた事業所ですが、ヘルパー不足で断らざるを得なくなったとのこと。要望に応えられないというのは、辛いことなのです。

 「介護は、子どもがなりたい職業にあがってきません。賃金はもとより、働きやすい環境になるようにしてほしい」との声を、しっかり政府は受け止めてほしい。訪問介護の報酬減は、現場で働くヘルパーの意欲を下げているのです。

 交通・運輸や社会保障の分野は、私たちの生活に欠かせないもの。その土台を「安上がり」に済ませ、これだけ崩すこととなった自民党政治の責任は重い。議席を回復して、くらしや地域が成り立つ土台の立て直しに私も力にならねばと、痛感しながら函館を後にしました。

 【今日の句】住民に 寄り添う議席 待たれてた 
 
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畠山和也
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