我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日から、千葉県議会は予算委員会における論戦が始まりました。
我が会派『千葉新政策議員団』からは本日1日目の総括質疑において農業問題及びギャンブル等依存症対策、県立病院のアクシデント・インシデント等を取り上げました。
登壇者は谷田川充丈議員です。
予算委員会も我が会派は全員で質問内容を協議しています。
私はギャンブル等依存症対策について担当いたしました。
特に未然防止として、教育現場や若年層への周知啓発に力を入れていくことを継続して議会で取り上げています。
今日の予算委員会でのやり取りを速報版でお伝えします。
<ギャンブル等依存症について>
質問:ギャンブル等依存症に関する相談支援にどのように取り組んでいるのか。
熊谷知事答弁:県では、依存症の相談拠点である精神保健福祉センターにおいて、ギャンブル等依存症に苦しむ本人やその家族からの相談に対応し、医療機関や自助グループなどの支援につなぐとともに、必要に応じて専門家による個別面接相談や治療回復プログラムを実施するなどきめ細やかな相談支援に取り組んでいる。
質問:精神保健福祉センターの相談実績はどうか。
部長答弁:ギャンブル等依存症の問題が広く知られるようになったことなどを背景に精神保健福祉センターの相談件数は近年増加しており、令和4年度は227件、令和5年度は306件、本年度は令和7年1月末時点で402件となっている。
質問:令和4年度と比較すると倍近い相談を受けている。
来年度当初予算にて800万円計上されている「依存症対策地域支援事業」について。今年度443万円に対し来年度は倍近くの予算を計上していただいたが、具体的な内容をお示しいただきたい。
来年度は精神保健福祉センターの相談支援体制をどのように拡充するのか。
部長答弁:ギャンブル等依存症に関する相談の増加に対応するため、来年度、精神保健福祉センターでは司法書士や医師等による個別面接相談を年間18回から36回に増やすとともに、治療回復プログラムの実施定員も年間30人から75人に増やすなど、相談支援体制の拡充を図ることとしている。
質問:オンラインカジノについては低年齢化していることから、昨年6月議会の我が会派の代表質問にて水野議員から県立高校において、オンラインカジノにはまらないようにするための教育をするべきと要望しているところだが、教育現場ではどのようにSNS等を使用したオンラインカジノ等への対策を講じていくのか。
教育長答弁:各県立高校において、オンラインカジノが違法であることやギャンブル等依存症の正しい知識などを示した国や県の啓発資料をより一層活用して指導するよう促していく。
質問:大学と連携し、オンラインカジノが違法であることの周知啓発を行うべきと思うがどうか。
答弁:県では若年層に依存症の理解を広げるため、県内の大学と連携し、啓発冊子を配付するとともに学園祭等の機会を捉え、学生との協働による啓発活動を実施したところ。
いわゆるオンラインカジノが違法であることの理解を広げることは依存症の予防の視点からも重要であることから、このことについても大学と連携した啓発に取り組んでいく。
要望:今後、県内だけでなく、東京都の大学など他都県とも連携しながら周知啓発に取り組んでいただきたい。また、すでに手を出してしまっている学生もいるかもしれない。
早急に救済するためにも未然防止とともに相談窓口の周知も同時に行っていただくよう要望する。
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家族会など当事者やご家族から直接お話をうかがうとギャンブル依存症の入り口は大学などのサークルで先輩から誘われたことなどがきっかけとのことです。
自由度が高くなる大学との連携は必要不可欠であると考えます。
継続して、取り上げていきます。
【千葉県議会・予算委員会】ギャンブル等依存症対策
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