「前橋市長ラブホ騒動」の全容を解明することこそ、議会の果たすべき役割だと確信!:①

2025年11月7日:パート2 間もなく午前零時。寝る前に、気力を振り絞って、もう1本、ブログを書くことにする。 本日の朝日新聞(群馬版)が、前橋市長ラブホ問題に関して「市民本位の民主市政の会」が昨日、行った記者会見の内容を、かなり丁寧に報じている。 この記事によると、同会は小川市長に出した公開質問状の回答を批判。「誠意も熱情も感じられず、市民参加のまちづくりといいながら、市民に隠れたまちづくりだ」と指摘しているとのこと。同時に、停滞する市政を正常化するよう求める声明を発表したと書かれている。 この会が10月中旬に提出した公開質問状の中身をチェックしてみた。ラブホテル入室の目的、災害時への影響、市長としての職務遂行の状態を含む9項目が盛り込まれている。 上記の記事には、「会見では、市長からの回答は抽象的、不十分、論点ずらしという印象で納得できる説明は得られなかった」という会の反応が記されている。 共産党系の政治団体である「民主市政の会」は、前回の前橋市長選において、独自候補の擁立を見送った。小川氏からの要請を受けての対応だと言われている。会として、自主的に小川市長を応援するという形を取っていた。 にもかかわらず、この正論!過去のブログでも触れたが、知事である自分と政治理念や政策の考え方は違っていても、この会のひとたちの政治に対する「頑なに真面目な姿勢」と「一貫した行動」には、政治家としてある種の感銘を覚えている。 「民主市政の会」の行動に言及しつつ、先ずは、ここまでの「前橋市長ラブホ騒動」について、改めて振り返ってみたい。 現段階で、様々なマスコミから報道され、かつ市長自身が認めた事実だけでも、大きな問題だ。 というか、これまでの社会常識から見れば、発覚直後に辞任に追い込まれていても不思議はない。事実、ラブホ騒動で明らかになった「市長としての資質を疑われる」問題点は、枚挙に暇がない。以下、ざっと思いつくものだけ、並べてみた。(1)県都のリーダー(公職にある市長)としての危機管理能力の欠如。(2)直属の部下を巻き込むという組織マネジメント能力の欠如。(3)社会通念から外れたモラルの欠損。(4)大多数の人が虚偽だと考える説明を繰り返している(=説明責任を果たしていないと認識されている)こと。(5)公用車の使用を含む公私混同疑惑。(6)加熱報道による地域のイメージ低下。 繰り返すが、普通の感覚なら、否応なしに「辞任」せざる得なくなる事案だ。過去のブログでも述べているように、山本龍前市長の時代に同様のスキャンダルが発覚していたら、現職市長は即日、退陣に追い込まれていたに違いない。 仮に国政で、同じような事件が起こったとする。これだけの状況でも「問題の当事者」が責任を取らない場合、間違いなく国会に当該事案を調査するための「特別委員会」が設置されているはずだ。 特にその問題が、世間的な注目を集めている場合には、尚更、そんな流れになる可能性が高い。 調査委員会設置後は、連日、委員会審議が行われ、真相究明のための質疑や関係者からのヒアリング、現場への視察等が実施されていたことは、容易に想像出来る。マスコミも委員会の動きを、その都度、大きく報道するだろう。 よく考えてみたら、全国で知らないひとのいない「小川前橋市長ラブホ騒動」については、真相がちゃんと解明されていない。事実関係に関しても、曖昧な部分が多い。 そもそも、自分も含む県民や前橋市民に届いている情報は、メディア報道を通じてもたらされたものばかりだ。恐らくそこに、噂話やフェイク情報も加わっている。 もちろん、帽子と眼鏡で変装して(?)ラブホテルに出入りする小川市長の映像は、動かぬ証拠だろう。が、それについての分析も、ちゃんとなされていない。関係者の意見や発言も、マ続きをみる

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